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花梨種や花梨シロップで冬支度を始めよう

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花梨種や花梨シロップで
冬支度を始めよう

さまざまな植物が実をつける「実りの秋」。
秋に旬を迎える食材は色々ありますが、今回は季節の変わり目の体調管理に役立つ「花梨」についてご紹介します。
この秋は花梨を使ってお酒やシロップ、ジャムを作ってみましょう。

花梨とはどんな植物なの?

のど飴のパッケージでもおなじみの「花梨」ですが、普段スーパーなどの店頭で見かけることは少ないかもしれません。
花梨はりんごや梨、桃などと同じくバラ科の植物で、食用として使用されるのは実の部分です。
秋に旬を迎えて黄色く芳醇な香りを発します。
見た目は洋ナシのような縦長の変形楕円型で、重さは1個300gほどあり、ずっしりと詰まっています。
似たような見た目で「マルメロ」というフルーツがあります。
マルメロは中央アジアが原産とされていることから、西洋花梨と呼ばれることもあるようです。
同じバラ科で秋に黄色く熟して芳醇な香りを放ちますが、花梨とは別の果物とされています。
花梨は果実の表面がつるりとしているのに対して、マルメロは表面に産毛が生えています。
また、花も花梨は紅色に対してマルメロは白色をベースにほんのりピンクがかっています。

花梨にはどんな栄養が含まれているの?

花梨の可食部100gあたりに含まれる主な栄養素は以下の通りです。

エネルギー:80kcal
たんぱく質:0.4g
炭水化物:18.3g
脂質:0.1g
カリウム:270㎎
ビタミンC:25㎎
食物繊維:8.9g

花梨の80%以上は水分ですので、エネルギーも80kcalととても低カロリーです。
また、エネルギーの内訳も即効性のあるエネルギー源である炭水化物が主となっており、脂質はほとんど含まれていません。
その他の栄養素はむくみ予防に役立つカリウムや抗酸化作用の高いビタミンC、デトックス作用のある食物繊維が含まれています。
また、花梨にはアミグダリンという青酸配糖体が多く含まれます。
アミグダリンは花梨以外にもアンズや梅、桃などのバラ科の未熟果実の種子の「仁」に特に多く含まれています。
アミグダリンはそのままの状態で食べると悪心や嘔吐、頭痛といった害をもたらしますが、これは自然界でほかの動物から狙われたときに子孫を守る千恵でもあるのです。
アミグダリンは加熱したりアルコールにつけたりすることで変化し、咳止めとして役に立つ成分へと変化します。

花梨酒からシロップまで色々ある花梨の活用方法

花梨の果実は固くて渋みが強いので、生食はできません。
そのため、ちょっとした加工をすることでおいしくいただけるようになります。

花梨酒
消毒をした清潔な瓶に35度以上の焼酎(ホワイトリカーなど)と氷砂糖を合わせて入れ、しっかりと蓋をしたら冷暗所で保存します。
時々瓶を上下にして全体をならしましょう。
数カ月~半年ほどたったら飲み頃です。

花梨のシロップ漬け
スライスした花梨の果実に砂糖もしくは氷砂糖やはちみつを加えて清潔な瓶で密閉します。
1日1回瓶を上下に動かすことで砂糖やエキスをまんべんなく行きわたらせます。
シロップは10倍ほど水で希釈し、煮立たせていただきます。

花梨ジャム
花梨の果実とその60%の重さの砂糖を鍋に入れて1時間ほど置き、水分が出てきたらに火かけて煮詰めます。
ヨーグルトにかけたり、トーストに塗ったりしていただきましょう。

花梨エキス=咳止めは本当です!

花梨の種にはアミグダリンという青酸配糖体が含まれており、そのまま食すると嘔吐や腹痛、ひどい場合は命に危険をもたらすこともありますが、生の花梨を食することはないため、そのような危険な状態に陥ることはないと考えて良いでしょう。
花梨を食する際はご紹介したような方法で加工していただきます。
加工工程を経ることでアミグダリンは分解されて毒性がなくなり、抗炎症作用や抗菌作用のあるベンズアルデヒドという成分に変化します。
これが咳止めとしての効果を発揮するのです。
ただし、アミグダリンは種の中に多く含まれているので、咳止め効果を求める場合は、種ごと加工することをおすすめします。

いかがでしたか。
花梨酒やシロップ作りなどに挑戦し、冬の風邪対策の準備をしておけば、寒い冬も準備万端で待ち遠しくなりそうです。

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