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【ここは法廷だゼ!】裁判所のランチ事情・東京編

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そば

裁判所にもランチタイムはやってくる。地域によっては食堂がなかったり、ものすごく狭かったり、周辺に飲食店が存在しなかったりと、その事情はさまざま。今回はまず、東京・霞ヶ関にある東京高等・地方・簡易裁判所合同庁舎(以下、合同庁舎)の食事情を紹介させていただこう。この霞ヶ関エリアには他にもたくさん省庁が並んでいる上に、近くには日比谷公園もあるが、合同庁舎の中で済ませることができる。

地下1階には、飲食店やコンビニ、本屋や郵便局が並んでおり、職員のほか一般人も利用可能だ。この地下エリアはかつて珍妙な雰囲気の床屋や、フォトフレームにネクタイなど飛び抜けたセレクトセンスの雑貨屋も並んでいたが、裁判員制度実施の影響か、一新された。

そんな中変わらず営業を続けているのが地下エリアで一番広い、第一食堂。ここで傍聴人からの人気が高いのは『A定食』460円。2種類の小鉢に、みそ汁、日替わりの主菜、そしてご飯は麦か白米を選べる上、漬け物は取り放題。コストパフォーマンスの高さが人気の理由のようだ。だが味は保証できない。ある傍聴人はこの『A定食』のことを「日本一まずい定食」と評していたこともある。ぜひ一度、試してみてほしい。

その隣に並ぶのが、そば屋“日豊庵”。先日まで“薮伊豆”という名称だったが、突然、改名された。だが中に入ってみると店員さんの顔ぶれは以前と変わらない。メニューにも変化はない。なぜ、名前だけが変わったのか……? 突然の改名について店員さんに「改名って、何か意味、あったんですか?」と尋ねてみたが笑顔で「ないです」と返された。ただ“日豊庵”という名前自体には意味があるらしく、店頭に店からのメッセージが貼り出されているので、ぜひ、見てみてほしい。

味の方は第一食堂よりもデンジャラスだ。ダシ汁はダシの風味が皆無。これではダシ汁でなくただの汁である。麺もその汁にピッタリなクオリティ。ネギは入れ放題なのが救いである。かけそば210円と激安、大盛りにすると80円増し。300円以下で腹がふくれるので金欠の時は大いに助かるが「ここに行くよりは第一食堂のほうがマシ」という傍聴人は多い。日本一まずい定食を超える味をぜひ、試してみてほしい。

最後は喫茶店のダーリントンホール。ここはパスタやハヤシライスなど洋食が売りのようだ。店内はやや明るく、雰囲気も一般的な喫茶店に近い。お客さんも、心なしか女性が多いように見える。上記2店舗より若干高めなメニューが多いが、その価格には意味があると気づかされる、安定した味である。筆者は、ここでハヤシライスばかり食べていた時期があるが、安定よりも刺激が欲しくなるもので、今は日豊庵に通ってしまっている。

裁判所に何かの用事で出かけた際は、ぜひ、この3店舗のどこかで食事をしてみてはいかがだろうか。ちなみに裁判所内は撮影禁止。はしゃいでランチを撮影し、『Twitter』にアップするのは御法度である。くれぐれも気をつけよう。

画像引用元:flickr from YAHOO
http://www.flickr.com/photos/shibainu/3141293788/

カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ :
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記者:

傍聴人。近著『木嶋佳苗 危険な愛の奥義』(徳間書店)、『木嶋佳苗劇場』(宝島社)ほか古くは『霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記』(新潮社)『あなたが猟奇殺人犯を裁く日』(扶桑社)など。好きな食べ物は氷。

ウェブサイト: http://tk84.cocolog-nifty.com/

TwitterID: tk84yuki

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