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ピコ太郎と古坂さん

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ピコ太郎と古坂さん

すっかり肌寒くなりまして、今年もそろそろ終わりかなと思っていたところに突然、新たなブレーク芸人が登場しました。それが「ピコ太郎」です。

 

ピコ太郎の正体と噂されているのは古坂大魔王さん。芸人として、ミュージシャンとして、多彩な活動を続けてきた才気あふれる人物です。

 

古坂さんというと、30代後半の私の世代はやっぱり、底抜けAIR-LINEというコンビで活動していたときのことが印象に残っています。彼らのネタは、いま考えても先進的で、時代の先を行っていました。逆に言うと、あまりにも早すぎたのかもしれません。

 

90年代後半にはちょっとした若手芸人ブームのようなものがあって、何組もの売れっ子芸人が出ていたのですが、底抜けAIR-LINEはその中でも決して先頭集団というわけではなく、二番手、三番手ぐらいのグループにいたような気がします。

 

改めていま当時のネタを確認してみると、とにかく音の使い方とかがオシャレなんですよね。最近では、オリエンタルラジオの『Perfect Human』とかが、「芸人がやっているのに音が本格的すぎる」ということで話題になったりしていましたが、底抜けAIR-LINEは当時からちょっとそういう感じがありました。

 

古坂さんが186cmの巨体をリズミカルに派手に動かしている感じとかも、今だったらもっとウケたかもしれないなあ、と思ったりします。

 

正直に告白しますと、そのとき高校生だった私には、彼らの面白さが今ひとつ理解できていませんでした。私は子供の頃からどうにも理屈っぽいところがありまして、感性に訴えてくるようなタイプのネタはあんまりよく分からないことも多かったのです。

 

ただ、当時、クラスの中で私と肩を並べるほどのお笑い好きのTという男がいまして、彼だけは底抜けAIR-LINEの先進性を見抜いていました。

アイツらはタダ者じゃない

そう語っていたTは、私とはまたひと味違ったお笑いの感覚を持っていて、信頼のおける男でした。教室の片隅で、ふーん、そんなもんかねえ、と思っていたのを覚えています。

 

あれから20年、ピコ太郎は日本どころか世界規模のスターになりつつあります。今もしもTがいたら、どんな顔でピコ太郎の活躍のニュースを見守っていたのでしょうか。

 

いや、別に死んでないんですけどね。

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記者:

オモプラッタはポルトガル語で「肩甲骨」という意味。 芸人さんが華麗にはばたくための翼を支える肩甲骨でありたい。 それがオモプラッタの理念です。 オモプラッタ編集部は、プロの芸人さんたちが日々生み出している「オモシロ」のカケラを拾い集め、編集して、独自のコンテンツとして皆様にお届けしていきます。

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