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CIVILIAN(ex.Lyu:Lyu)初の単独ツアー東京公演で目撃! 他人の心にも共鳴し“生かす”彼らの音楽

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 CIVILIAN(ex.Lyu:Lyu)が、初のワンマンツアー【Hello, civilians.】東京公演を10月13日 渋谷・WWW Xにて開催した。

<「2016年10月13日のCIVILIANを始めます」他人の心にも共鳴し“生かす”彼らの音楽>

 下手から純市(b)、コヤマヒデカズ(vo,g)、有田清幸(dr)が横並びとなるステージセット、そこへメンバーが登場すると、「2016年10月13日のCIVILIANを始めます」と、Lyu:LyuからCIVILIANに改名後初のシングル曲「Bake no kawa」でライブをスタートした。冒頭から強い怒りをぶつけるように、鋭く胸を突き刺す楽曲を畳みかけ、「今日この場に集まってくれた皆さんが、何年経っても、この日参加したことを誇りに思えるような1日を作りにきました」とMCで語る。その言葉には、楽曲の誠実さ、ライブパフォーマンスからも伺えるのだが、真っ直ぐありのままの彼ら故の説得力があった。歌詞の中にある「うるせぇ わかってる」「もういいよ」など、ネガティヴに押し込まれたときに出てくるような言葉を、自分たちも生きていく中で抱えていた悩み、苦しみを乗せて叫ぶ。そして、その剥き出しの感情が音に乗り、他人の心にも共鳴し、“生かして”いた。

 ライブ開演から、俯いたまま頭を抱えていた者が会場にいた。披露される生の演奏、歌声に引っ張られるように体を揺らすが、顔を上げることはなかった。けれど、駅のホームで聴く環境音をSEとして披露された「文学少年の憂鬱」がパフォーマンスされたときには、両手を掲げ共に歌う姿に変わっていたのだ。ひとはそれぞれ、心に住まう闇を持っているだろう。それを見せまいと扉を閉めて、一人で苦しんでしまう。そんなときには、CIVILIANの楽曲は良薬かもしれない。そして、「文学少年の憂鬱」はLyu:Lyu時の楽曲だが、この日のライブでも語っていたように、CIVILIAN改名後も彼らの“積み重ねてきた音楽はまだ、CIVILIANで生き続ける”ことも誓われている。

<CIVILIAN新曲がWタイアップに! そして新たなワンマン開催決定>

 またライブでは、「自分の音楽が機能するのが楽しみだ」とコヤマも語っていたが、ドラマ『黒い十人の女』主題歌にもなっている11月23日発売の新シングル曲「愛/憎」(ヨミ:アイトゾウ)をフルコーラスで披露。続けて同シングルc/w曲となる「3331」(コヤマがボカロP・ナノウとして発表した楽曲)もパフォーマンスされ、CIVILIANが始まっていく感覚をも覚える。そして終盤、「世界中を憎んで、自分を憎んで、目に映るもの全てを憎んで……それら全ての憎らしいものに対する、呪いの言葉を吐き出す歌ばかり作ってきた人がいました……でも、集まってくれた皆がとても優しい人たちばっかだったから、いつしか呪いの言葉だけでなくて、もっともっと色んなことが歌いたくなりました」と、語った後に「自分は一人じゃないんだ」「もっともっと色んなところでライブをして、たくさんの良い音楽を作っていく」と述べて、“笑顔”に苦しめられ、“笑顔”に救われる、そんな矛盾の当然がやけに胸を撃つ「メシア」でライブ本編は締めくくられた。

 この日、CIVILIANの新たなワンマンライブを、12月16日に下北沢GARDENにて開催することを発表。そして、「愛/憎」がドラマ主題歌に続いて、『JAPAN COUNTDOWN』11月度EDテーマになることも報告された。今後、彼らの楽曲に触れる機会も、生のパフォーマンスが楽しめる機会も増えていくだろう。今のうちから是非チェックしておこう。

取材&テキスト:古川泰佑

◎シングル『愛/憎』(ヨミ:アイトゾウ)
2016/11/23 RELEASE
[初回盤(CD+DVD)] SRCL-9240~1 1,800円(税込)
<DVD>
2016.08.02『Lyu:Lyu INCIDENT619 vol/10“Lyu:Lyu→CIVILIAN”』より
「Bake no kawa」「爽やかな逃走」「自室内復讐論」
[通常盤] SRCL-9242 1,200円(税込)
<CD収録内容>
1.愛/憎(TVドラマ『黒い十人の女』主題歌&『JAPAN COUNTDOWN』11月度EDテーマ)
2.LOVE/HATE/DRAMA ※「愛/憎」プロトタイプ
3.3331 ※ニコニコ動画でのミリオン再生を記録した「ナノウ」のボカロ曲。
http://www.sonymusic.co.jp/artist/civilian/

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