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「水曜日のカンパネラ」VRライブ映像をハコスコアプリで配信! 普通の撮影と、VR撮影って、なにが違う?

救急車の中で酸素マスクの呼吸器を口に当てたり、ゴム手袋に息を吹き込んだりしながらパフォーマンスするヴォーカルの「コムアイ」。野外ライブの客席は大いに盛り上がり、ステージではキュートに彼女がぴょんぴょん跳ねる。シャウトする。下から見上げれば豆粒みたいなはしご車の先。歌うコムアイ。そして広がるお台場のパノラマ!!!

独特で奇妙で、でも”クセになる”世界観でブレーク中の音楽ユニット、「水曜日のカンパネラ」の360°VRライブ映像だ。

9月16日にお台場で開催された「uP!!!NEXT~水曜日のカンパネラ FREE LAGOOOOOON!!!~」野外会場を生かした自由な演出に、コムアイの無軌道なパフォーマンスで大盛り上がり。その模様をVRで収めたのである。動画はこちら

このライブ映像は、ぴあとKDDIが主催する招待制ライブ『uP!!!NEXT』で撮影されたもの。会場では”水カン”オリジナルのハコスコも販売され、当日撮影したライブのVR映像全5曲を、あとから楽しむことができる。ハコスコとは、スマホをセットして360°VR映像を楽しむためのゴーグルだ。

実際にハコスコを装着してVRライブ映像を見てみると、目の前にはステージと、観客が! イヤホンやヘッドホンをつけて外部の音を遮断すれば、まるでライブ会場にいるかのような感覚を楽しむことができる。いや、コレはまったく新しいライブ体験だ。

左はauスマートパス推進部の丹羽泰啓、右は戦略推進部サービス推進グループの北崎修央

KDDIは2016年5月にハコスコ社へ出資して以降、VR関連の事業化が進んでいて、ソフト開発や活用、あるいはKDDI独自の自由視点映像の研究・実用化を行っている。

「VRのコンテンツって、撮影法を含めて面白いものってなかなかないんですよね。だから、それをどんどん良くしていきたい」と、新規ビジネス本部 戦略推進部サービス推進グループのマネージャー北崎修央。

社内で撮影もするが、その都度、最適なクリエイターをアサインしたりもする。今回のライブ映像のVR撮影は、専門の撮影チームに依頼したという。

「今回は、会場が野外で、アーティストが水カンさんという規格外の動きをされる方なので、会場内を移動したり、高所からの映像を盛り込んだり、VRが生きてくるライブ演出になると考えていました」と、auスマートパス推進部の丹羽泰啓。

教育や医療、科学、建築と、あらゆる分野での活用が期待されるVR技術だけど、ユーザーがいちばん楽しみなのは、やはりこういったエンタメ分野での広がりだ。では、一体、今後はどんなことができるようになるのだろう? また、どうすれば我々も日常的にVR撮影を楽しめるのだろうか?

実際にカメラを回した、「渡邊課」に聞いてみた

ハコスコは紙製のVR用ゴーグル。ハコスコアプリをインストールしたスマホを挿入して見れば、ぐりんぐりんと視点に合わせて動く360°映像が楽しめるというもの。こんなふうに、簡単に組み立てられる

今回、水カンのライブでVR撮影を担当したのは「渡邊課」という、デザイン会社コンセントに所属する注目の「全天球映像作家」だ。彼らはvampilliaというロックバンドのミュージックビデオを皮切りに、フジロックフェスティバルでJacques Greenのライブを撮影したり、イギリスのSquarepusher来日時にはライブ映像をつくったりと、音楽畑でかなりの評価を得てきた。

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