「秘密結社 鷹の爪」が支持された理由

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「秘密結社 鷹の爪」が支持された理由
J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。10月12日(水)のオンエアでは、フラッシュアニメ「秘密結社 鷹の爪」シリーズでおなじみのFROGMAN監督をお招きしました。

「秘密結社 鷹の爪」は2006年の地上波放送から今年で10周年! その後、劇場版も公開され、海外で数多くの賞も受賞しています。

この作品の監督、脚本、声優をすべて1人で行っているFROGMAN監督について別所は、「少人数による制作スタイルと、驚異的なスピードで作品を出すという量産システムが映像業界に新風を巻き起こしました」と評しますが、改めて10年前にブレイクした自身の作品について、FROGMAN監督は何が受け入れられたと考えているのでしょうか?

「当然10年前も、いろいろアニメというのは世間に出てきて、萌えアニメとか“アニメファンの好きなアニメ”というのがあったんですけど。(鷹の爪は)漫画の原作があるわけでもないし、有名な声優さんが出てるわけでもないし、監督も別に有名でもないし、スタジオも有名じゃない…一体どこにウケる要素があったかわからなかったんですけど、ただ、アニメファン以外がアニメを見たいというニーズがあるんだろうなというのは思ってまして」ということから制作し、その狙い通りに世間の心を掴んだのでは、と振り返ります。

そして「“早く安く大量に作れる”ということが業界には無かったものですから」というFROFMAN監督の言葉に、「インターネットの時代にあまり長い時間かけて、“構想10年”とか言ってる場合じゃないですもんね。“構想10時間”くらいでどんどん作っていかないと!」と別所も同意していました。

最近、行政や自治体、企業がアニメキャラを使ってメッセージを伝えるという手法が多くなっていますが、FROGMAN監督はこのことについては少し危惧を感じているのだとか。

「ポピュリズムに流されてしまう、じゃないんですけど、みんなが言いたい、伝えたいことはアニメで伝えるけど、触れたくないことはアニメで言わずに文字だけで済ませて、『言ったでしょ』というような感じでごまかしちゃうような…。伝えたいことはわかりやすく、伝えたくないことはわかりづらく、みたいなことがちょっと怖いなと」と、制作者ならではの着眼点に触れるFROGMAN監督。「僕ら、そういうのに慣れちゃいけないな」と続ける監督に、別所も納得していました。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聞き直せます。

【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時−9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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