体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

大阪で初開催の「ビクターロック祭り」、11,000人が燃えた!

レコードメーカーであるビクターエンタテインメント(以下、ビクター)のロックフェスティバル「ビクターロック祭り2016~大阪秋の陣~」が、10月9日(日)に大阪城ホールで開催された。
10月9日(日)@『ビクターロック祭り2016~大阪秋の陣~』(星野 源) photo by Joe、maco-j (okmusic UP's)
「ビクターロック祭り」は、音楽事業で80年を超える歴史を持つ日本のレコード会社として、いつの時代もロックシーンに確かな足跡を残し続けているビクターが、“ずっとロック、これからもロック”を合言葉に、満を持して開催する“ロックのお祭り”。2014年、2015年、2016年と関東地区で開催してきたが、今回はMBSとの共催で初の大阪開催となった。

「ビクターロック祭り~大阪秋の陣~」のスタートは、オープニングアクトとしてXmas Eileenがステージに登場。新人離れした勢いのある熱いパフォーマンスで、まずはステージを温めてくれた。本編のトップバッターとしてステージに登場してくれたのは、Gacharic Spin。9月7日にリリースしたばかりのニューアルバム『確実変動』からCMソング「シャキシャキして!!」などをいつも通りの全力パフォーマンスで披露し、大阪の観客を熱狂させた。3番目に登場したのは春のテレビドラマで福山雅治と共演して一躍話題になった女性シンガーソングライター、藤原さくら。出演ドラマの主題歌「Soup」をはじめとする楽曲を個性的なスモーキーボイスで披露、満員の観客から大喝采を浴びた。

中盤では、今年も多くのフェスで大人気だった若手ロックバンドのKEYTALKが登場。最新シングルの「MATSURI BAYASHI」ではダンサーも舞台に上がり、一気に大阪城ホールを秋祭り会場に変えていた。そして、今や大型フェスティバルにはなくてはならない存在となったレキシが登場。代表曲の「狩りから稲作まで」演奏時の会場全体に揺れる稲穂の光景は、まさに“大阪の秋”を感じさせてくれた。

そして、いよいよ後半戦。スガ シカオが同じビクター所属のTHE BACK HORNのギタリスト、菅波栄純を迎えてステージに登場。ハードかつディープなサウンドのパフォーマンスで観客を魅了した。イベントの最後を務めるのは、10月5日にニューシングル「恋」をリリースしたばかりの星野源。奇しくも出演中の大河ドラマでも縁の深い大阪城で、会場全体の熱い声援に応えて9曲を熱唱し、アンコールでは新曲「恋」も初披露。大トリにふさわしい圧巻のライブを展開し、満員の大阪城ホールを沸かせた。

こうして約7時間に及んだ「ビクターロック祭り2016~大阪秋の陣~」は大盛況のうち、幕を閉じた。下記はオフィシャルのライヴレポートとなる。なお、2017年3月18日(土)には幕張メッセで4回目の開催が決定している。

■Xmas Eileen(オープニングアクト)

オープニングアクトを務めたのは、白い仮面にトレンチコートのバンドXmas Eileen。バンドメンバーもチームの人数も明かされていない謎の集団として活動する彼らは、名前も個性的である。全員NO NAME。ファンは“ボーカル右”“ボーカル左”“ギター”“ドラム”“DJ”といったように、メンバーのパートで呼んでいるのだ。「ジングルベル」をサンプリングしたSEが流れ、ステージにメンバーが登場。両手を掲げクラップをして客席を煽る。轟音と共にスタートしたのは「Fly High」。“イエーイ!遊びましょうー!”という雄叫びと同時にフロントマン3人がヤー!ヤー!と拳を突き上げる。その姿に思わず客席も手を挙げて応える。ボーカル右とボーカル左が入れ替わり情熱的に熱唱、疾走感のあるナンバーで会場を一気にあたためる。“Xmas Eileenです! そのまま遊びましょうー! 愛してるぜー!”という叫びと共に始まったのは「Walk the Talk」。激しいビートにステージの熱はさらに上がっていく。パフォーマーも前に飛び出し、サビではモンキーダンス! パフォーマーとDJが背中あわせで踊りだす。赤と緑のクリスマスカラーの照明が交差する中、心地よいスピード感に自然と体が揺れる。客席ももちろんモンキーダンス! 会場全体の一体感が高まり、高揚する。ボーカル右、ボーカル左、パフォーマー、DJ、ギター、ベースの6人がフロントに1列に並び、客席を煽り、火がついたスピード感はどんどん加速していく。“OK! 後半一緒に盛り上がっていきましょう!”と聴こえてきたのは、前半の激しいナンバーからは少しテンポを落としたメロウなナンバー「March」。“みんな首にかけてるタオル、サビで回してくれたら最高です!”の声を合図に、手にタオルを持つオーディエンス。どこか優しさを孕んだ歌声が会場を包む。サビに向けて徐々に勢いが増していき、“回せー!”という叫びで客席は一気にヒートアップ! 後ろの席までタオルを回す様子が確認できた。ラストは「Keep on A・B・C・ing」。背後のビジョンにXmas Eileenのロゴが映し出される。内に秘めた情熱をぶつけるかのように激しい照明とドラムプレイが交差し、ギタープレイにも力が込もる。ボーカルの雄叫びにも似た歌声が大阪城ホールを突き抜け、会場のボルテージを引き上げた。“オープニングアクトってついていて悔しいんで、その冠取ってまた戻ってきます! みなさんその時また遊びましょう!”と、全4曲を全身全霊で駆け抜け、ステージを後にした。Xmas Eileenの勢いと力強さを見せつけたパフォーマンスだった。

1 2 3 4 5 6次のページ
エンタメ
OKMusicの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。