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シンガポールの「リアル・キャット・ライフ」を通じて感じる公共住宅でのコミュニケーション

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Seina Morisako「リアル・キャット・ライフinシンガポール

こんにちは。Compathy MagazineライターのSeinaです。
私は家族とシンガポールで生活しています。シンガポールでもペットを飼うことは大人気です。一番人気は犬と言われています。しかし、シンガポールに住んでいる私が一番路上で見かける動物。それは「猫」です。

シンガポールでは猫は集合住宅では飼ってはいけない

実はシンガポール国民が数多く住む公共集合住宅(HDB)では、猫を飼ってはいけないと記載されています(外国人が多く住むコンドミニアム、一軒家は除く)。飼ってはいけないのになぜ猫を見かけるのはなぜでしょうか? それにはいろいろな理由が重なっています。

シンガポールにはSPCA(動物虐待防止協会)などの様々な動物保護団体が活動しており、野良犬の保護を積極的に行っています。狂犬病などの心配もあるので保護活動はとても積極的です。しかし猫はトラブルが少ないので、保護はまず犬が優先されるようです。

そしてHDBと言われる公共集合住宅に住む中国系、マレー系のお母さん層は非常に猫が好きなんです。彼女たちはとても猫を愛しています。なので野良猫に餌をあげたり、そのまま家猫として飼う人も多くいます。

HDBは政府の住宅政策により中国系、マレー系、インド系、その他系とそれぞれの系統がミックスして居住が決定します。猫は犬よりも宗教観トラブルが少ない(例えばイスラム教では犬に触れることはタブーなど)ということでHDBでの猫の飼育をする人も多いのです。

では。実際の猫ちゃんたちはどんな生活をしてるのでしょうか。何人かのシンガポールの方に、猫を紹介してもらいました。

ほどんどが家猫

大学で教鞭をとってるフェリックスさんの猫はとてもスマートでした。名前は苗苗(ミャオミャオ)。家の中で生活しています。高層階に住んでいるので窓に網をつけているそうです。

「シンガポールは暑いからずっと窓閉めて冷房でしょ?」と思うかもしれませんね。実はシンガポールは乾季以外の夜間は部屋に風が通れば、暑さはそれほどきつくはありません。冷房をつけずに過ごす人も多くいます。

Seina Morisako「リアル・キャット・ライフinシンガポール

シンガポールの北エリアに住んでいるヴァネッサさんの猫、チャーリーは11歳。1歳の時に里親制度で引き取った猫だそうです。シンガポールではペットショップで犬、猫の販売はされていますがチャーリーのような譲渡会で引き取られる子も多いのだとか。ヴァネッサさんも近隣の住民とのトラブルにならないように常に気をつけているそうです。

Seina Morisako「リアル・キャット・ライフinシンガポール

上記で紹介した2人のように、周りに迷惑をかけないように気をつけている人がいる一方で、クレメンティ地区に住むアネッセさんの猫アニカのように猫を公共住宅エリア内で行き来させているケースもあります。おそらく周りの住民が猫の飼育に対する理解が深いのでしょう。シンガポールでは「ラブ・キャット・プログラム」のように地域で猫をかわいがろうという活動も行われています。

猫同士のコミュニケーション

Seina Morisako「リアル・キャット・ライフinシンガポール
犬と違い、猫は完全に室内飼いなので猫同士のコミュニケーションというのは基本ないそうです。これは不要な妊娠を防ぐためにもとても重要なこと。ちなみに野良猫も不要な妊娠を防ぐためにSPCAをはじめとした動物保護団体が去勢手術を実施しています。耳をカットしてあるのは「去勢手術をしました」のサインです。

実際の猫との生活を覗いてみて

集合住宅で生活する猫たちを見ていると、猫との生活を通じてその人の集合住宅での生活が見えてきます。自分の状況を説明し、できる対応を行い、そして相手の意見を聞くという環境にシンガポールならではの成長するコミュニティの形を感じることができました。

ライター:Seina Morisako

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*Seina Morisako「リアル・キャット・ライフinシンガポール

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