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東京の書店員、ニューヨークを歩く。『NY Art Book Fair』で見つけてきたもの。

東京の書店員、ニューヨークを歩く。『NY Art Book Fair』で見つけてきたもの。毎年この時期になると、世界各地で国際的なブックフェアが開催される。なかでも『NY Art Book Fair』はアメリカを代表するブックフェアで、アーティストやバイヤー、コレクターやキュレーターなど、世界中から30,000を超える本好きが集まる。そんなわけで、東京の書店員が、秋風にふかれながらニューヨークへ旅立った。「これは一体どういう本なのですか?」「どんな気持ちで作られたものなのですか?」どれもが新しくて、驚きに満ちあふれたものばかり。目についたもの、ひとつひとつと対話しながら選んできた、ユニークな本を紹介しよう。東京の書店員、ニューヨークを歩く。『NY Art Book Fair』で見つけてきたもの。

1 『METROGRAPH』
2 『Cooking With Scorsese and Others』

東京の書店員、ニューヨークを歩く。『NY Art Book Fair』で見つけてきたもの。

左上:『METROGRAPH
デザイナーが手がける映画館「メトログラフ」が配布しているフリーペーパー。上映している映画のことや、自分たちが発信したいことを一冊にまとめている。日本の映画館で配布されるものと比べてしまうと、読みものとしてしっかり成り立っているのに、無料というのがなんとも信じがたい。メトログラフは、今年の3月にオープンしたばかりで、一階は広々としたロビーと映画館、二階はレストランと小さな映画専門ブックショップからなる、倉庫のように大きい複合施設。たくさんの人の目に触れるかどうか分からないような場所にあり、掲載されている作品もそこまでメジャーでない。伝えたい想いは金額で計れないものなのだと痛感してしまう。

右下:『Cooking With Scorsese and Others
ロンドンのインディペンデントな書籍を発行している「Hato Press(ハトプレス)」社。さまざまな映画に登場する食のシーンを切り取って、ただひたすらにまとめた冊子。何かの料理を作るプロセスで、調理する手元に寄って、動作がしっかり見えるようなシーンを切り取っているページが多い。料理番組のように、作り方を伝えているわけではないのに、読み終えたあと、実際にその映画を見て、作って確かめたくなるから不思議だ。キャプションやレシピがないだけで、こんなにも想像力が掻き立てられるのかと驚かされる。「美味しそう!」という感情が流れつづける、何とも面白い本である。東京の書店員、ニューヨークを歩く。『NY Art Book Fair』で見つけてきたもの。

四角い建物が印象的な「METROGRAPH」。

3 『Record』

東京の書店員、ニューヨークを歩く。『NY Art Book Fair』で見つけてきたもの。
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