子どものやる気スイッチを押すために親がやるべきこととは?

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子どものやる気スイッチを押すために親がやるべきこととは?

親のアドバイスや工夫次第で子どもはやる気になる

お子様がなかなか宿題や勉強にとりかからずに困っている、という親御さんにぜひ試していただきたい方法があります。
親のちょっとしたアドバイスや工夫で、子どものやる気スイッチを押すことができるテクニック。
今日から実践してみませんか。

①家庭での時間割を張り出してみる

学校に勉強の時間割があるように、家庭にも勉強の時間割があって欲しいもの。
時間割をつくる際に大切なことは、親の押しつけにならないように、お子様と一緒につくります。
親自身がなりたかった夢や失敗談を参考にして、お子様の夢や好きなことを引き出し、勉強の目的を考えさせます。
そして遊びの時間、学習の時間が決まったら、お子様自身に紙に書いてつくらせます。
この時間割を10枚程度コピーして、リビングの時計の下、トイレ、冷蔵庫の扉など生活空間の中の目につくところに貼り付けます。
時間割を繰り返し眺めて思い出し、より身近にすることで習慣化されていきます。

②夕食前に15分だけ学習時間をつくる

夕食前に15分だけ漢字の書き取りドリルか計算問題などをやってから、夕食を食べる習慣をつくる。
食事をとる目標が目の前にあるので、やる気スイッチが押されやすいもの。
こうすることでウォーミングアップ効果になり夕食後の勉強へのリズムができるのです。

③子どもが好きなパソコンでやる気スイッチを入れる

お子様が大好きなパソコンゲームを否定するのではなく、パソコンを使って、ゲーム感覚で学ばせるのも一つの方法。
つまりゲームではなく、ゲーム感覚で作成されている学習ソフトを利用する方法です。
間違うと次に進めないというゲーム感覚は、悔しい思いをすることにより、何度でもチャレンジしたくなるもの。
これは勉強に置き換えると繰り返し学習になります。
そのためステップアップ型の学習ソフトを使います。簡単なところ(基礎)からスタートし、スキルアップする度にステップが上がっていく考え方は、まさにお子様たちが好きなRPG(ロールプレイングゲーム)なのです。
出来たという小さな成功体験を積むことで、自然に学力がつくだけではなく、勉強に対する自信もついていきます。

脳科学によると、脳の中の線条体という部位がやる気スイッチを司っているそうです。
この線条体を活性化するために大切なのが、成功体験で達成感を味わうこと。
いきなり難しい問題から挑むのではなく、スモールステップを最初からクリアしていくことで、達成感が持てるのです。
パソコンならお子様が自ら進んでやるスイッチを押すことも簡単ですね。

(田中 正徳/次世代教育プランナー)

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