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BiSH、大熱狂の野音ワンマン完遂! オーケストラとのコラボも ーーライヴ・レポート

BiSH、大熱狂の野音ワンマン完遂! オーケストラとのコラボも ーーライヴ・レポート

BiSHが〈BiSH Less than SEX TOUR〉の最終公演となる〈帝王切開〉を昨日10月8日(土)に日比谷野外大音楽堂にて開催した。

10月5日にメジャー1stアルバム『KiLLER BiSH』をリリースし、さらに勢いを増すなか行われた自己最大規模でのワンマン公演。当日は多くの観客が詰めかけ、ツアー・ファイナルは大盛況で幕を閉じた。また途中のMCにて、来年2017年より全国6ヶ所を巡るツアー〈BiSH NEVERMiND TOUR〉を開催することも発表。以下では、当日のライヴ・レポートをお届けする。
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朝は土砂降りだったのに、野音が晴れた!

10月8日(土)、日比谷野外音楽堂。

鉄骨が吊るされ、廃墟な未来を想起させる装飾が施されたステージをみていると、『2001年宇宙の旅』で有名な「Also sprach Zarathustra」がSEで流れ、アルバム『KiLLER BiSH』のダークな衣装に身を包んだ6人が登場。「BiSHが野音にきたぞー」とアイナ・ジ・エンド(以下アイナ)が叫び、リンリンも呼応するように奇声をあげる。BiSH Less than SEX TOUR FINAL‘帝王切開’がはじまった。

1曲目はもちろん、BiSHが生まれてから一番演奏された曲「BiSH-星が瞬く夜に」。完璧な彼女たちのダンスに1曲目から一気に持っていかれる。設置された巨大なスクリーンには、ライヴ映像が映し出される。そして『KiLLER BiSH』から「ファーストキッチンライフ」。バスドラが気持ちよく鳴り響き、そのリズムにツアーを経験したアユニ・D(以下アユニ)がしっかりあっているし、蟹踊りがとてもかわいい。3曲目はリアル脱出ゲーム×アイアムアヒーローの主題歌でもある「ヒーローワナビー」。BiSHの中でも特にメロディアスな本曲で、ハシヤスメ・アツコ(以下ハシヤスメ)が、「ヒーローに憧れて歌ってた」という台詞が、彼女の福岡での実体験とかぶる。

メンバー紹介では、リンリンがいつもより長く無口だった。アユニは、自己紹介が新人感に溢れていた。でもメンバー皆一様に野音の満員のお客さんの前でも堂々としており、まったく動じてはいなかった。

次の曲は、アユニが作詞した「本当本気」。清掃員がお客さん全員に配ったであろう(泣ける)青いサイリウムが振られる。アイナのかすれるギリギリのディストーション声に呼応するように、青いサイリウムが天高く伸びる。アユニが、「みんなが僕をバカにするんだ」と彼女の思いをぶつけた。全編英語詞の「IDOL is SHiT」では、映像が消え照明とBiSHだけになる。それにしても、彼女たちの存在感は、このでかい野音の空間にとても似合っている。「もっとあたまをふれー!」とハシヤスメが叫び、お客さんのテンションはヒートアップしていく。次曲は『FAKE METAL JACKET』より「デパーチャーズ」。「運命なんてものは変えていける気がするんだ」なんて歌詞は、運命を変えて野音に立った六人だからこそしか言えないよね。

モモコグミカンパニー(以下モモコ)が、「嫌なことを忘れてあそぼー」と叫び『Brand-new idol SHiT』から「DA DANCE!!」。そして、『FAKE METAL JACKET』から「Dear…」と新旧の楽曲が入り交じる。ステージの両サイドに設置されたお立ち台に二手にわかれてのぼり、客を煽る煽る。リンリンの奇声が炸裂。BiSHヤバイテンションだ! そのまま最パンク曲の『DEADMAN』へ! アイナだけがお立ち台に残り、ハードコア絶叫スタイルで歌う。その姿はあまりにもはまっている。今更だが、この姿は絶対にアイドルではない。大盛り上がりの会場には、祝祭のフェス感さえ漂ってきた。さらにお客さんを休ませもせずに「ぴらぴろ」へ。会場全員でのぴらぴろ踊りは、もはやその昔、集団で町々を巡って熱狂的に踊った騒動「ええじゃないか」だ。

ここでBiSの「primal.」のダンスをリスペクトして取り入れた「Primitive」へ。BiSの復活によってこの曲がどのように聴こえるか楽しみだったが、全く変わらず、BiSHの「Primitive」はそれ以外のなにものでもなかったし、全員で後ろを向き振り返るその会場の風景も、BiSHが描く風景以外の何ものでもなかった。そのまま「Is this call??」へ続いた。BiSHではロービートのこの曲でアイナの歌声が天に昇っていく。そして代表曲「スパーク」へ。この流れで松隈ケンタの楽曲の素晴らしさを存分に野音に響かせ、前半戦が終了する。

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