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肌を細胞レベルからきれいに! 肌ツヤに大きな影響をおよぼすIII型コラーゲンとは

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油性インクの汚れは、ミカンの皮をこすりつけるとよく落ちる。

使用済みの紅茶のティーバッグは、冷やしてまぶたの上に乗せると腫れがひく。

日本には昔から、このような「おばあちゃんの知恵袋」と呼ばれるものが数多く言い伝えられており、実際に効果があるものもあります。

『「卵殻膜」美容術』(幻冬舎刊)の著者、長谷部由紀夫さんも少年時代、ブヨに喰われておできだらけになった足に、おばあさんの助言で卵の薄皮を貼ってみました。するとあっという間に治ったといいます。

そして長谷部由紀夫さんは現在、このときの体験を生かし、「卵殻膜」の力を利用した商品開発をおこなっています。卵殻膜には、どのような可能性があるのか。詳しくお話をうかがいました。

■肌のシワやタルミに卵殻膜が効果的な理由

――本書では、「卵殻膜を自分で剥がし取って、肌に直接貼りつければ美肌になるわけではない」と書かれていましたが、これはなぜですか?

長谷部: もう少し正確にいうと、試合を終えたレスラーのように肌が傷ついている状態、つまり傷によって肌のバリア機能が壊れているようなときには、卵殻膜を直接貼ると、そこにIII型コラーゲンで止血をし、すぐに治ります。

でも、「傷はないが、肌にシミやタルミが目立ちはじめた」といったような場合に直接貼っても、変化は起きません。

――卵殻膜の力を効率よく肌に届けるためにはどうすればいいのでしょうか。

長谷部:そのために「スーパーオーディ」という美容液を開発しました。この開発がなかなか難しく、特に、卵殻膜がきわめて頑丈な繊維構造を持つという点に悩まされましたね。

どういうことかというと、卵殻膜は水にもお湯にも酸にも熱にも溶けてくれないんです。水に溶かすことだけを考えたら「アルカリ溶解」という選択肢もあるのですが、アルカリ成分は皮膚を荒れさせてしまう危険性が高い。

そこで、できるだけ中性にしつつ、水に溶けるような原液を作るというのが最も難しいところでした。

――全身で卵殻膜の美肌効果を体感するにはどうすればいいのでしょうか。

長谷部:卵殻膜を塗って良いなら、食べてみたらもっと良いだろう、と思いませんか。しかし、卵殻膜はそのまま食べても消化吸収できませんので、卵殻膜を独自に微粉砕化して、摂取できるようにしたサプリメントがあります。

消化吸収できるレベルまで卵殻膜を微粉末にすることで、卵殻膜のアミノ酸成分が血中に取り込まれ、細胞中のミトコンドリアが活性化します。

ミトコンドリアは、生命活動の源ともいえる大切な細胞器官です。したがって、ミトコンドリアが元気になれば、細胞の生活環境が良くなり、細胞レベルで肌が修復され、美肌に導いてくれます。

――ちなみに、実際にこの美容液を使ったことで美肌効果が出た例として、どのようなものがありますか。

長谷部:知人に89歳から卵殻膜を利用したスキンケアを始めた方がいます。私がお目にかかったのはその方が96歳のときだったのですが、とてもツヤツヤとしてシワも少なく、90代とは思えない肌でした。

前回も触れたように、III型コラーゲンは25歳を境に減っていきます。なので、高齢になればなるほど、肌にツヤを取り戻すだけのIII型コラーゲンを作り出すのに時間がかかってしまうのです。

しかし、だからといって手遅れというわけではなく、この方の例が示すように、卵殻膜の力をうまく活用できれば、何歳であっても肌を若返らせることは可能なのです。

――ところで、卵アレルギーの人が卵殻膜を使うことのリスクはないのでしょうか。

長谷部:卵アレルギーの多くは、卵白に含まれるオボアルブミンという成分が原因だと言われています。しかし、卵殻膜自体にはこの成分が含まれていませんから、アレルギーのリスクは低いといえます。

ただし、卵から膜を取り出す際、オブアルブミンが付着してしまう可能性がゼロとは言い切れません。リスクがあるとしたら、そこですね。しかし製造過程で卵殻膜を洗浄してから加工処理をしていますので、かなり低いと考えています。

――最後になりますが、読者の皆様へメッセージをお願いします。

長谷部:表面的にではなく、細胞レベルから肌をきれいにしてくれる。そんな卵殻膜の価値をもっと多くの方に知っていただき、卵殻膜の「応援団」になっていただけたらなと思っています。

私どもはこれまで東京大学との共同研究を進めてきましたが、国内における卵殻膜の認知度は低く、充分な理解を得られているとは言いがたい状況です。

ノルウェーではすでに7億円もの国家予算がついて、卵殻膜の研究開発が進められていますが、日本ではまだ、我が社が自ら年間1億円の研究開発費を投じて研究を進めているにすぎませんから。

まずは本書を手に取っていただき、卵殻膜の可能性を知っていただけたら嬉しいですね。

(新刊JP編集部)

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