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成長するためには「苦手な人」のなかに飛び込んでみよう

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今ではフリーランスのノマドワーカーとして知られ、多方面で活躍中の安藤美冬さん。しかし26歳のときには、人生のどん底にいたと語っています。そんな安藤さんが立ち直ることができたのは、いろいろな人との繋がりや支えがあったから。けれどそれは、自分と似た考えの人を集めて、心地よい関係にひたることではありません。

「苦手な人、自分とは少し違うと感じる人、そういう人の中に飛び込んでいきましょう」

そう語る彼女の著書『行動力の育て方 自分を変える「7+1の習慣」』で紹介しているのは、積極的に異なるものを取り入れて、力にしていく習慣です。

01.相談はあえて反対意見をくれそうな人にお願いする

私は、いざというときに相談する人を集めた「メンター(師匠)リスト」を作っています。リストと名付けているくらいですから、メンターは1人ではありません。まず相談を「仕事」「お金」「人間関係」「健康」などの分野別に区分して、それからひとつの分野に複数のメンターを入れるようにしています。

メンターは何も著名な人や、大きな実績がある人に限りません。私が挙げているメンターには、両親や親戚、年下の人もいれば、10年来の友達もいます。何かの分野に詳しい人もいれば、人間的に信頼のおける人もいて、メンターと仰ぐ理由はさまざまです。究極的には「すべての人がメンター」だと思います。

ただ、いろいろな人を見ていると、似たようなタイプの人に相談しているケースが多いと感じます。ここで覚えておいていただきたいのは、このリストの中に、あえて自分とは違うタイプの人を加えておくことです。

価値観や行動指針が異なるわけですから、たいていは、自分がやろうとすることに反対意見が返ってくるか、ストップがかかります。耳が痛くなる助言を聞いた際には、「この人に意見を聞かなければよかった」と思うことも、しばしばです。

しかし、それこそが自分とタイプの違う人に相談する目的なのです。彼らは、私がまだ気づいていない、そしてこのまま突き進んでいたら将来ぶちあたるかもしれない「行き止まり」を、先んじて教えてくれます。自分の盲点に気づくことで、正しく行動していくための「突破口」を見つけることができるのです。

02.自分と相手の違いを尊重して「第3の案」を見つける

内閣府が主宰する国際交流事業に、スタッフとして参画したときのこと。参加者と私たちスタッフが乗船する船がインドに寄港したとき、現地の人による盛大な歓迎パーティーが開かれました。

ところがパーティは押しに押して、すでに時刻は21時。終了の時刻をとうに過ぎてしまいました。日本側としては、参加者たちを一刻も早く送迎バスに乗せて船まで送り届けなければいけない責任がある。ホスト側としては、せっかく準備をしているのだから、すべての出し物を終わらせたいという思いがあります。さていったいどうしたものかとスタッフ一同、頭を悩ませていました。

そんなとき、こうした国際交流事業に数年かかわっているひとりの男性スタッフが、不意にステージに上がり、ホスト側のインドの方や日本側の参加青年たちと一緒に踊り出したのです!

いったい何がはじまるんだろうと様子を見守っていると、彼は懐から一枚の紙を取り出しました。「GO TO BUS(バスに戻ってください)」と大きく書かれた紙を高々と掲げて、周囲の人と列を作って、踊りながらステージから降りてきたのです。参加青年たちはこの列にひとりまたひとりと加わりながら、ステージや客席から離れ、会場の雰囲気を壊すことなく撤収できました。

私はこの光景に、すっかり感動してしまいました。立場の違い、環境の違いなどから、ときには対立が生まれることもあります。しかし、そこで勝ち負けにこだわってしまうと、気持ち良く前に進むことができません。相手の意向と自分の意向、両方を尊重してこそ、お互いが納得のいく「第3の案」への飛躍が可能になるのです。

03.成功するためには「3方向」の人間関係に
気を配る

独立を目指していたある日、とあるメンターから、成功には「3方向の力」が必要だと教えてもらいました。その「3方向の力」とは、人間関係に関わるものです。

まずは「上から引っ張ってもらう力」。自分から見て、年齢や経験、地位などが上の人に引っ張り上げてもらうことによって、自分のいるステージが上がったり、ステップアップすることができます。

次に「下から支える力」。これは自分を支えてくれる人のことです。会社や大学の後輩など、慕ってくれる目下の人だけでなく、ファンとして商品やサービスを買ってくれるお客さんや、ブログ記事を読んでくれる読者なども入ります。

最後に「水平の力」。これは横の繋がりのことです。同世代や同じ業界の人、同じ夢を持っている仲間や友達です。一緒に頑張っていく力だと思ってください。

ほとんどの人は、この3方向のうち、どれかに偏っています。大事なのは、この「3方向の力」は、3つ揃ってはじめて力になるということです。どんなに仲間が多く集まっていても、目上の人から気にかけてもらったり、権威のある立場の人とつながっていなければ、仕事のフィールドを大きくするのは難しくなります。一方、下からの支えが弱いと、妬まれて足を引っ張られたり、一度は成功しても、そのあとが先細りになりがちです。そしてどんなに実力があったとしても、対等な立場の仲間から応援されていなければ、虚しいだけです。

この3方向の力を伸ばし、かつバランスをとっていくための第一歩は、すでにある人間関係の洗い出しです。自分が現在、どんな人とつながっているのか、時間をとって書き出してみてください。『やる気はあっても長続きしない人の「行動力」の育て方 自分を変える「7+1の習慣」』著:安藤 美冬(SBクリエイティブ)

大手出版社を退社後、フリーランスとして国内外を飛び回りながら活躍中の安藤美冬さんが、『7つの習慣』を読み、実践していることを「行動習慣」としてまとめた一冊。【著者】1980年生まれ、フリーランサー。慶應義塾大学在学中にアムステルダム大学に交換派遣留学。卒業後、集英社を経て独立。ソーシャルメディアでの発信を駆使し、肩書や専門領域にとらわれずに多種多様な仕事を手がける独自のノマドワーク&ライフスタイルを実践中。これまで世界54ヶ国を旅した経験を生かし、海外取材、内閣府「世界青年の船」ファシリテーター、ピースボート水先案内人なども行う。白木夏子さんと行っている会員制コミュニティ『安藤美冬×白木夏子オンラインサロン Wonderland」も人気。

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