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音楽家カイル・イーストウッドが父クリントの仕事人ぶりに感服 「監督を引退するということは僕には想像できないね」

音楽家カイル・イーストウッドが父クリントの仕事人ぶりに感服 「監督を引退するということは僕には想像できないね」

2週連続実写映画No.1! という安定のヒットを記録しているクリント・イーストウッド監督最新作『ハドソン川の奇跡』を応援するため、その実子でミュージシャンのカイル・イーストウッドがインタビューに登場! 離れて暮らす父クリントとのエピソードから最新作『ハドソン川の奇跡』についてまで、カイルがお父さんのために一肌脱いでくれたぞ!

――仕事やプロについて再考する素敵映画でした! その点、いかがでしたか???

(父の)監督としての演出も素晴らしかったと思うし、尺は短いけれどとても良い物語で、エキサイティングなのに実際に起きたことだったという点が、すごく魅力的だよね。本当に良い作品として、おススメできるよ!

――観る前に、父上と本作の話をしましたか???

父と僕は、映画においても音楽においてもテイストが似ていてね。映画や音楽が大好きで、情熱をかけているから、父がかかわるプロジェクトの話や、僕らがたまたま観ていた映画や音楽の話はよくするんだよ。それが僕たちをつなぐ絆でもあるし、共通している好きなものでもあるんだ。今回の『ハドソン川の奇跡』についても、今回音楽を担当したクリスチャン・ジェイコブの音楽を父が聴いていて、「一緒にやってみようと思っている」という話をしたこと覚えているよ。

――しかし、監督はアメリカ、あなたはフランスですよね??? コミュニケーションはどうやって? スカイプとか?

父は……スカイプはやらないんだよ(笑)。コンピューター系は強くないから、どちらかというと電話だね。僕がかけることが多いよ。オフィスにはあっても、自分のコンピュータは持っていないんじゃないかな。

――でも本作は、全編IMAXカメラでしょう??? メカには強いのでは???

僕もIMAXで観たいんだよね(笑)。2Dでしか観ていないから! 父は、新しい技術はどんどん採用するほうで、今回もCGがたくさん使用されているけど、自分がコンピューターを使うってなると、ほかの人に任せたいって言うんじゃないかな(笑)。

クリント・イーストウッド監督 (C) 2016 Warner Bros. All Rights Reserved
――そういや監督自身も21歳の時、乗っていた飛行機がレイズ岬沖に不時着するという事故を経験されたとかで、その時の話は聞いていましたか???

小さい頃に聞いたことがあるよ!
軍用機のエンジンの調子が悪くて不時着したそうだけれど、だんだんと水に沈み込み、そのまま3時間くらい泳いで陸まで行ったって。
パイロットと父しか乗っていなかったらしいけれど、ラッキーだったよね。サンフランシスコの新聞記事にもなったらしいよ。

――2014年に来日された際のインタビューで、「売上とか関係なく、自分が本当にやりたいことをやっているという意味では遺書だね」とおっしゃっていましたが、本作においても同じように感じました???

そんなこと言ったかもな~(笑)。今回の『ハドソン川の奇跡』にしても、当てはまると思うよ!
彼らしい質の良いストーリーテリングだったと思うから。
何年も売り上げに縛られて映画を作ってきた後に、ある程度成功を収めて、こういう風にクリエイティブな自由を与えられて作っているということは、本当に素晴らしいことだと思う。僕も感服している。86歳でいまだに作品を作り続けているし、本当に自分の仕事を愛しているんだ。

――オスカー最有力候補の呼び声が高く、日本でも衰えることのない監督の手腕について多くのジャーナリストが驚いていますわ。その原動力は何だと思いますか? また、オスカーを受賞すると、自身の保持している最年長記録を塗り替えることになりますが、何歳まで記録を更新し続けそうでしょうか???

どうだろうな~(笑)。でも映画を作っていることが、彼の心が若く保ち続けられている秘訣なんだと思う。彼の人生のなかでは仕事であり、映画を作るということがすごく重要なんだ。俳優業は引退しているきらいがあるけれども、監督を引退するということは僕には想像できないね。きっと撮れなくなるまで、作り続けるんじゃないかな。朝起きて映画を作る、あるいは仕事に行くと思える限り、毎日映画づくりと向き合っていくと思うよ。

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