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DeNAのCS進出 ハマっ子は敢えて話題から避ける傾向

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 センスあふれる街並みと落ち着いた住環境を兼ね備える全国屈指のブランド価値を持つ都市、横浜。しかしそこに住む横浜市民、ハマっ子は、そのブランド力を盾にした“選民意識”ゆえに“ヨソ者”に対する意識は厳しい。たとえばランドマークタワーや観覧車があり、観光地としての横浜を象徴するみなとみらいは、「新しく作られたヨソ者の町で、生粋のハマっ子はあまり行かない」(『これでいいのか神奈川県横浜市』著者の高田泰治氏)という。

「横浜あるある」をネタにするお笑いコンビ・横浜ヨコハマの新村晋氏(磯子区出身)もこう言う。

「みなとみらいは東京から来たお金持ちとかが住んでいる印象です。横浜あるあるには、『地方から親戚が来たら中華街』というのがあります。普段は横浜市民が中華街に行くことはまずないので、実はよく知らないんですよね」

「よそ者がイメージする横浜」をあえて避けるのが、ハマっ子のプライドだ。

 今季初めてCS進出を決めた横浜DeNAベイスターズについては、ハマっ子はファンであってもあまり話題にしない傾向があるという。球団関係者の証言だ。

「今年は入場者数が大幅アップしましたが、広島みたいに地元を挙げて盛り上がるのはミーハーだと感じているようです。ただ、6年前に新潟に本拠地を変えるかもしれないと報道された時、急に球団愛が盛り上がったことがあった。どこかに奪われるのは許せないというのが“横浜プライド”の特徴かもしれません」

 前身の大洋ホエールズ一筋で201勝を挙げた平松政次氏(野球評論家)はこう語る。

「大洋ホエールズは昔、川崎球場を本拠地にしていた時期がありましたが、川崎市を認めようとしないのか、横浜市民は球場に足を運んでくれなかった。1978年に本拠地が川崎球場から新設された横浜スタジアムに移り、チーム名が大洋ホエールズから横浜大洋ホエールズに変更されてからも、横浜市民はなかなか来てくれなかったですね。

 球団の努力もあって、応援しようかなというムードになってきたのはこの2~3年。川崎のイメージを払拭するのに30数年かかったのかな」
 
 どちらも政令指定都市だが、“一緒にしないでくれ”というハマっ子の本音がよくわかる証言である。

※週刊ポスト2016年10月14・21日号

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