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もしこの世にコーヒーがなかったら、世界はまったく違うものになっていただろう

もしこの世にコーヒーがなかったら、世界はまったく違うものになっていただろう

1日の始まりにコーヒーが欠かせない人も、仕事のブレイクタイムにコーヒースタンドで淹れたての香りを楽しむ人も。その1杯をより味わい深いものにするヒントは、豆の種類や産地だけじゃなくてその長い歴史を知っていることでしょう。

Elite Daily」に掲載されていたこの記事は、革命や戦争にも影響を与えてきたコーヒーの歴史に迫っています。

中東では“魔法の飲み物”と
珍重されていた

もしこの世にコーヒーがなかったら、世界はまったく違うものになっていただろう

紀元前800年ごろ、カルディ(Kaldi)という名のエジプトのヤギ使いがいました。ある日、木から落ちた実をヤギが食べたとたん、突然活動的に。不思議に思ったカルディは、自らその実を口にしました。すると、体の底からエネルギーが湧き起こり、眠気が飛び…。

エジプトで発見されたコーヒーは、やがて中東へと伝わっていきす。イエメン共和国をはじめ中東の国々では、祈りの時間に眠気を覚まし、脳がスッキリする“魔法の飲み物”と、人々に珍重されたそう。飲めばまるでワインのように体が興奮してくることから、アラビア語でワインを意味する「qahwah(カフワ)」をコーヒーにあてたという話も。

イスラム教の普及とともに、アラビア半島から広がりを見せたコーヒー。17世紀になってようやく、オランダ人によってヨーロッパにもたらされました。こうして、コーヒーは世界へと広がり、やがてアメリカ人の元へとやってくるのです。

革命と近代化にも
大きな影響をもたらした

もしこの世にコーヒーがなかったら、世界はまったく違うものになっていただろう

17世紀前半、まだコーヒーの存在をほとんどのヨーロッパ人が知らずにいました。社交の場での飲み物といえば、もっぱらビール。そこに表れたのがコーヒーです。

それまで日中でも酔いがまわっていたであろう人々が、コーヒーに出会ったことによって完全に覚醒。次々とコーヒーを提供するコーヒーハウスが立ち並び、人々はカップを手に自由な発想と議論を交わす社交場を得ることに。アラビア半島からもたらされた魅惑の豆は、ヨーロッパの人々を刺激し、コミュニケーションを活性化させたようです。

カフェインに誘発された17〜18世紀の会話から、新しいアイデアや発明、科学的発見がもたらされます。それは音楽界をはじめ芸術全般にも影響を与えることに。繰り返された革命にも影響を与えたという説もあるぐらいです。

コーヒーハウスでの密談が
アメリカの夜明けを刺激

もしこの世にコーヒーがなかったら、世界はまったく違うものになっていただろう

アメリカがイギリスから独立するキッカケとなった1773年「ボストン茶会事件」以後、“紅茶を口にすることは非国民の象徴”との見方が蔓延し、アメリカ人は紅茶よりもコーヒーを食卓に運ぶようになりました。

今日、多くの歴史家がアメリカ独立戦争の勃発が、ボストン、フィラデルフィア、およびニューヨークのコーヒーハウスから興ったと推測しています。彼らが根拠とするのは、当時、イギリスに対する陰謀を企てるのに最適な環境、それこそがコーヒーハウスだったということ。カフェインがアメリカ独立の触媒であったいう所論もあるほど。さらに裏付けを加えるなら、フランス革命も同様にコーヒーハウスで計画されていたということです。

コーヒーの入手が
南北戦争の勝敗を分けた?

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