「大好きなのが大嫌い」この季節に聴きたい、ピアノの旋律が美しいグナッシュによるメロウ・チューン(Song Review)

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「大好きなのが大嫌い」この季節に聴きたい、ピアノの旋律が美しいグナッシュによるメロウ・チューン(Song Review)

 L.A.出身の23歳、R&Bやヒップホップを音楽ル―ツとするシンガーソングライター、グナッシュの「アイ・ヘイト・ユー・アイ・ラブ・ユー」が、自身初のチャートインを果たし、最新の米ビルボード・ソング・チャートで、13位まで上昇するヒットに至っている。

 同曲は、今年2月に発売された、自身6曲目となるシングルで、アメリカでは24週という長い期間を経て、ジワジワとランクアップし、今週TOP20入りを果たした。ニュージーランド、オーストリアで9位、UK(英国チャート)では7位、ベルギーで3位、そしてオーストラリアでは、主要国で初となるNo.1獲得を果たしている。

 ピアノの旋律が美しいメロウチューンで、「大好きなのが大嫌い」と、すれ違う男女の感情を描いたラブソングが、世界中に共感を広げている。16歳の新人女性シンガー、オリビア・オブライエンと掛け合う、デュエット形式の構成もすばらしく、彼女の透明感あるボーカルが存分に活かされている。誰もいない、無人島のような美しい島で、お互いを探しあうミュージック・ビデオもこの楽曲にピッタリで、1億3000万回という驚異的な視聴回数を記録している。

 毎年、初秋あたりから、バラード曲やトーンを落としたナンバーが流行る傾向にあり、寒い季節を迎えるにあたり、この曲のセールスやアプレイ、視聴回数も、今後更に伸びることが予想される。2016年の冬曲大本命といってもいいだろう。グナッシュは、これまでに『u』(2015年)、『me』(2015年)、『us』(2016年)の3枚のEP盤をリリースしているが、未だフル・アルバムの発売はしていない。「アイ・ヘイト・ユー・アイ・ラブ・ユー」の大ヒットを受けて、年末あたりに発売が期待できそうだ。

Text:本家一成

◎リリース情報
「アイ・ヘイト・ユー・アイ・ラブ・ユー feat. オリビア・オブライエン」
グナッシュ
2016/2/17 RELEASE
デジタル配信
https://goo.gl/940Qzr

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