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現地に行く以上!?VRで体験したい世界遺産旅行5選

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「VRでできることは?」と考えた場合、「旅行」はわかりやすい用途かもしれない。家にいながら世界各地の名所、絶景を堪能できる。旅は現地に行ってこそ、という意見もあるだろうが、家庭や経済の事情、病気などで旅行に行きたくても行けない人もいる。そこはVRの良さが発揮できる点だろう。というわけで、ここでは「VRで体験したい世界遺産5選」を紹介したい。

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セレクトしてくれたのは登嶋健太さん。世界中で360度動画を撮影、勤務先であった福祉施設の高齢入所者にハコスコ(段ボールを利用したVRビューワー)を利用したスマホVRで旅行を追体験してもらう活動が話題となった。この活動を皮切りに現在も福祉を中心にVR活用の可能性を追求中、原点ともいえる世界を股にかけた360度動画撮影も継続中だ。そんな登嶋さんが選ぶ世界遺産VR旅行とは?

1)滝の高さ、水しぶきを浴びるような感覚も味わえる!
那智の滝(日本・和歌山県)

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる那智の滝。

「流れる姿そのもの以外、見上げたり、見下ろしたり『高さ』も実感できるので滝はVR向きなんです。那智の滝も高齢者の方に見せたら、予想以上に反応がよかったんですよ」(登嶋さん)

確かにイグアスの滝くらいダイナミックでワイドな滝であれば写真でも迫力が伝わりやすい。しかし、そこまでの幅がない滝などは素人が撮った写真で見るとあまり迫力や風情が伝わりにくいかも…。高さや水しぶきなど周辺の状況、風情もあわせて体感できるVRならば多角的に魅力を味わえそうだ。

「ちなみに見上げるという点では、空を感じられるのもVRの良さですね」

2)美しきアドリア海の街を散歩しているような気分
ドゥブロヴニク(クロアチア)

クロアチアはアドリア海沿岸にある世界遺産に登録された街、ドゥブロヴニク。青く輝く海と、オレンジ色の屋根が印象的な城塞都市は“アドリア海の真珠”“地上の楽園”とも呼ばれるほどの美しさだ。

「ドゥブロヴニクは街歩きも楽しい。那智の滝で高さを実感できることをVRの魅力として挙げましたが、この街も、美しさはもちろんのこと、散歩をするように行き来すると、街の高低差も実感できて臨場感が味わえると思います」

カーブのある道、先がどうなっているか見えない階段、家の間を縫うように歩くと、突然、開ける視界。VRならよりリアルに街を感じることができる。

3)インカが誇る天空都市のダイナミックさを感じる
マチュ・ピチュ(ペルー)

憧れの世界遺産の定番といっても過言ではない、インカ帝国が誇る天空都市の遺跡マチュ・ピチュ(ペルー)。神秘的な絶景はまさにVR向きだが、それ以外にも選んだ理由があるという。

「マチュ・ピチュを見下ろす有名な絶景スポットからの景色は写真などで目にしたことがある人も多いと思うのですが、360度カメラで撮影しているので、その絶景スポットの後ろがどうなっているかもVRだとわかるんです。どれくらの高さから見ているのかもわかりやすいし、アンデスの山々、その向こうに広がる空も美しいですよ」

4)超有名観光地、そこに集う人々の息づかいもリアルに
コルコバードのキリスト像(ブラジル)

ブラジルはリオデジャネイロのシンボル、一帯の景観のひとつとして世界遺産にも登録された巨大なキリスト像を、リオ五輪の中継などで目にした人も多いだろう。その“誰もが知る観光スポット”である点が選ばれた理由にも関係してくる。

「マチュ・ピチュもそうですが、VRはよく知られた世界遺産の風景以外、周囲の様子も体感できるのも魅力です。ここの場合、キリスト像は記念撮影スポットなので、それを撮影している人たちや観光ではしゃいでいる人たちの姿、その場の空気もけっこう面白くて、見た人の反応も良かったですね」

よくある写真と同じ風景だけではない、そこにいる人々の息づかいも感じられるのもVRならでは、というわけだ。

5)360度すべて木に囲まれた自然の世界へ潜入!
屋久島・ウィルソン株(日本・鹿児島県)

縄文杉を筆頭に、豊かで美しい自然が残る世界遺産・屋久島。この島を選んだのは、VRならではの体感ができる、あるスポットがあるから。

「ウィルソン株という屋久杉の切り株があって、株の中に入ることができるんです。外から姿勢を低くして株の中に入り、ハート型に見える穴から空を見上げる臨場感をVRで味わってほしいですね」。

株の中に入れば、周囲は360度木に囲まれた荘厳な情景だ。そのすべてをVRだと見て体感できる。まさにVRの本領が発揮できる世界遺産スポットといえるだろう。

一般的な写真や映像では伝えきれない、VRだからこそより魅力が伝わる世界遺産、いかがだろうか?

「桜の名所を花が咲かない季節に訪れたり、絶景を見に行く旅行だったのに、悪天候で見られなかったりすることもありますよね。そんな時、VRは『本当はこんな景色なんです』と見てもらうような利用法もあると思います。今後はこのようにリアルな旅行とVRが融合していくこともあるでしょう」(登嶋さん)

たとえば遺跡や歴史的建造物なら、見学をしつつVRで過去の風景や建設当時の姿も体感、みたいな使い方があってもいい。VRは旅の代わりといった使い方だけではなく、旅の可能性を広げてくれるものでもあるのだ。

(田沢健一郎)

(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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