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千葉県民 マックスコーヒーが茨城で生産と知り絶句

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 千葉県西部からは都心まで電車で20~30分。千葉県内の施設にはたとえ房総半島の山の中でも「東京」と名付ける千葉県民。“千葉都民”と自称する県民もいるほどアイデンティティーが東京寄りである一方で、やっぱり「千葉が大好き」なのも、近隣県をイラッとさせてしまう。

「なんといっても千葉のソウルフードは落花生。学校行事の豆まきも大豆ではなく落花生です。床に落ちても殻に包まれているので衛生的に食べられる」(浦安市・40代女性)

 だが、給食で出されるおかず「みそピー」については県民でも意見が分かれる。落花生を砂糖と味噌であえたおかずで、スーパーでも売られているほどポピュラーだが、「『甘辛さがクセになる』『確かに美味しいが、甘すぎてもはやお菓子。ご飯には合わない』と、千葉県民でも議論になる事も少なくない」(市川市・30代女性)。

 落花生に負けず劣らず、県民が愛してやまないソウルドリンクが缶コーヒーの「マックスコーヒー」だ。

「千葉・北関東以外では馴染みが薄いかも。コーヒー牛乳に近い甘さが人気で、千葉県民はたいてい“マッ缶”でコーヒーデビューします。ただ、これだけ千葉県民が愛している“マッ缶”が城県の工場で生産されていたと知ったときは絶句しました……」(『千葉のおきて』著者でライターのほそいあや氏)

 もっとも、落花生以外にこれといった名物が思いつかないのも千葉県民には歯がゆい事実。そのせいか、ゆるキャラグランプリで千葉県の地形を模した公式マスコット「チーバくん」が脚光を浴びたときは嬉しさのあまり、「木更津はチーバくんでいうとお腹のあたり」と他県民にはチンプンカンプンな例えをする人が急増した。

 また、東京に近い西部の人間は「海のある外房・内房は別世界」とまでいいながらも、こと「埼玉vs千葉」の争いでは、必ず「海」を持ち出す。

「千葉の小学生の遠足は潮干狩りが定番。海水浴も大好きです。海をひきあいに出されて悔しがる埼玉県民の顔が目に浮かびますよ」(前出・ほそい氏)

 だが、埼玉県民から山らしい山がないことを指摘されるのにはめっぽう弱い。「たしかに、県内最高峰の愛宕山でも408メートル。小学校のときに林間学校で福島県の裏磐梯高原に行って、初めて『山って高いんだなァ』と感じた」(同前)

 スポーツ界に目を向けると、熱狂的なロッテファンも大勢いるが、“ミスター・プロ野球”こと長嶋茂雄・読売ジャイアンツ終身名誉監督を千葉が生んだ国民的ヒーローと崇める人も多い。団塊世代の男性の千葉県民なら100%だ(あくまで本誌調査です)。千葉の巨人ファンにとっては谷津公園(習志野市)が「巨人軍発祥の地」であることが誇りだ。

 千葉県への溢れる愛情を胸に秘めながらも、東京への“帰属意識”を強く持ちたがる千葉県民。こうした複雑な県民感情が反映されたのか、ブランド総合研究所が行なった『都道府県出身者による郷土愛ランキング2015』で、千葉は愛着度42位に沈んでいる。

“脱東京”を果たすことができれば、もっと愛される県になれるかも!?

イラスト■福島モンタ

※週刊ポスト2016年10月7日号

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