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【Interview】独居高齢者を遠隔で守る!LED電球を使った「見守りサービス Miima」に接近

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現代人のライフスタイルに、着々と浸透しつつあるIoT。最近は個人の生活向上に留まらず、社会の問題解決ツールとしても、積極的に活用されている。

その代表となるのが、高齢者のサポート。見守りや介護をテーマに構築したシステムが、多数登場し、加速する高齢化社会に対応すべく、準備を進めている。

今回ご紹介する「見守りサービス Miima」も、そうしたシステムの1つだろう。独自のLED電球を使った、一人暮らしのお年寄りのための見守りサービス。点灯状況をWi-fiや3G通信などを通じて、24時間監視することで、異変を察知するというものだ。

提供元は、2015年創業のペイイースト。代表取締役の加藤 昌孝(かとう まさたか)氏に、話を聞いた。

・日々の暮らしの中でさり気なく見守り

Q1:まずは、製品開発のきっかけからお聞かせください。

仮想通貨(Bitcoin)を利用したサービス提供している頃、あるユーザーさんとの間で、老人の見守りを話題にしたことが、最初のきっかけです。それまで、孤独死や老人へのサービスなど考えたこともなかったのですが、調べてみるといろいろな問題があり、何とかできないのかなと、思うようになりました。

最初は自分で作らずに、既存のサービスでいいものがないか、調べました。しかし、初期費用、月額費用ともに高額で、複数の見守りを一括管理する仕組みがなかったので、自分でサービスを立ち上げることにしたのです。

Q2:「見守りサービス Miima」の仕組みについて、詳しく教えてください。

電球の点灯状況(点灯したとき、連続点灯)などの情報を、インターネット(Wi-fi)を通じて私たちのサーバーで受け取り、見守り先の状況を把握して、親族や保護者にメールで通知するサービスです。

電球点灯という人が自然と行う行為の中で、見守っていきます。従来のサービスだと、人感センサーや温湿度といった機器を別途、机や壁に設置する必要があるのですが、そうした負担(見守られている感)もなく、利用できるようにしています。

・IoT製品として幅広く活用可能

Q3:高齢者の生活状況把握を主体としておられますが、IoT製品として、他にどんな使い方があるでしょうか。

通常の電球としての利用はもちろんですが、電球の色を自由に設定して光らせることが可能です。例えば、天気予報、電車の遅延、コインロッカーの空き状況に応じて、色を変えることができるようになります。

ある企業では、サーバー担当者の家に設置し、サーバーの負荷状況に応じて、電球の色を変更させるといったことを考案しています。

Q4:来たるべき高齢化社会において、「見守りサービス Miima」は、どのような役割を果たすのでしょうか。未来の展望について、お聞かせください。

このサービスが完全な解決策となるわけではありませんが、少しでも孤独死防止や見守り対策につながれば、とは思います。

現状では電球のみですが、既存の家電の中にセンサーを組み込んだトータルの家電操作と、見守りを両立させたサービス提供を検討中です。

年々増加傾向にある高齢者の孤独死。こうしたサービスをうまく取り入れながら、社会全体で防止できるようにしたいものだ。(取材・文 乾 雅美)

見守りサービス Miima ミーマ

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