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NY発の理髪店「BLIND BARBER」が東京上陸。狂騒の20年に由来した大人の社交場がコンセプト。

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2017年、東京にオープンする予定の「BLIND BARBER」は、BAR併設型で深夜2時まで営業する理容室。ヘアカットやシェービングはもちろん、フラッと立ち寄ってくつろぐだけでもOK。レモネードやコーヒー、ビールが味わえるたまり場のような場所だ。 散髪台の奥に進むと現れるBARがまさにそれ。1920年代、禁酒法施行後のアメリカにあったもぐり酒場をイメージしている。その歴史が面白い。

 コンセプトは、
「Speakeasy」。

もぐり酒場は英語でSpeakeasy。そのほかにも、Blind Pig、Blind Tigerなどの別名がある。

“狂騒の20年”と呼ばれた1920年代は、第一次世界大戦後、都市化が進み、自動車やラジオが一気に普及したバブル期だ。ジャズを聞き、踊り、人々はそれまでの形式張ったお決まりごとから脱却。盛んに娯楽へと興じるようになっていった。そのきっかけとなったのが禁酒法であり、その際に急増したもぐり酒場を示して人々は「Speakeasy」と耳元で囁いた。

禁酒法が施行されてから、人々は抑圧されるどころか地下で自由を謳歌するようになった。取締る警官の数は少なく、税金を払わずに済んだため、むしろ店を出せば大儲け。摘発されれば店じまいだが、次々と新規店舗がオープンした。そんなイタチごっこを繰り返すうちに、非合法店舗はニューヨークだけでも数万件に増加。ちなみに、警察も賄賂で儲かったそうだ。

半年も経たないうちに、それまで人前で大っぴらに酒やタバコを嗜むことができなかった女性たちが、コルセットを脱ぎ奔放に遊び始めた。作曲家のアレック・ワイルダーは「もぐり酒場に可愛い子がいた。世界で一番だった」と発言。さらに関心が集まった。踊るためには音楽が必要だ。次第にジャズミュージシャンも集まってきた。

つまり「BLIND BARBER」のコンセプトは、そんな文化発展の歴史が詰まった社交場に由来している。彼らが掲げるモットーは“Stay Hansam”。BARに入るなら、きちんと身だしなみを整えてからにしておきたい。Reference:LEGENDS OF AMERICA,thecoveteur,New York MagazineLicensed material used with permission by Makuake

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