「最も嫌いなアメリカのファストフード」に選ばれたマクドナルドに劇的な変化が!
アメリカの経済誌ビジネスインサイダー(Business Insider)によると、「最も嫌いなアメリカのファストフード」で選ばれたのが、マクドナルドとバーガーキング。
日本のマクドナルドが標準と思ってはいけません。日本のマクドナルドは、特上です。「日本とアメリカ、ファミレスやファストフードのメニューって同じなの?」ではメニューについてふれましたが、違うのはメニューだけではありません。
<日米マクドナルド比較>
日本のマクドナルド
スマイル:0円。
接 客:「ご一緒にポテトはいかがですか」と最後までにこやか。
ニューヨークのマクドナルド
スマイル:有料? 高価すぎて、買える人は皆無。
接 客:「ネクスト(次)!」と居丈高に呼びつけられ、やる気のなさ150%の対応。買い物客はハンバーガーやフレンチフライを売っていただくため、平身低頭する謙虚さが必要。
ニューヨークのマクドナルドといえば、時給が安いため店員のモチベーションが低い、常に混んでいる(店員の能力が低い)、ホームレスの溜まり場(商品単価が安いため)、清掃が行き届いていない、ジャンクフードの代表格、フードはレンジで温めきれていず5分以上経つとゴミの味など、褒められたものではありません。
最も嫌われたマクドナルドは、汚名挽回するべく、劇的な変化を遂げたのです。そこで、筆者が調査へ行ってまいりました。
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映画の舞台に使われた店
ニューヨークのクイーンズ区にあるこのマクドナルド、一見フツーの田舎のマックに見えますが、恐れ多くも、エディ・マーフィの「星の王子ニューヨークへ行く」の舞台になった店。実際には近くにあったウェンディーズが使用されましたが現在は取り壊され、数メートル先に出来たのがこちらの店です。
タッチパネル式のセルフオーダー
やる気のない店員よりも、機械にオーダーを取らせましょう。タッチパネルで、オーダー出来ます。クレジットカードで支払えば列に並ぶ必要なし。カウンターの店員はひとりだけでした。
各テーブルにお花
各テーブルに花が飾ってあります。アメリカのマクドナルドじゃ考えられません! 造花であっても、マクドナルドに花が(涙)。リノベートした店内はゴミもなく、綺麗です。
しかも日本の居酒屋みたいに、「用があったらお呼びください」的な呼び鈴が。呼んだら本当に来るのだろうか・・・(次回は試してみようと思います)。
チキンナゲット10個、クーポン利用でフレンチフライとドリンクのMサイズ付き 5ドル。綺麗で明るい店内でゆっくり。隣とのテーブルの間隔が広くとってあります。ほとんどの店は隣席とくっつきすぎて、話をする声が大きくなり、店内が騒々しいのです。
テーブルサービス
セルフサービスが基本のマクドナルドで、なんと店員がテーブルサービスを!
店内で飲食する場合は、オーダーしたフードやドリンクをテーブルまで運んでくれます。チップは不要です。
キッズフレンドリー
マクドナルドといえば、ハッピーミール(日本ではハッピーセット)目当ての子どもが多いですね。ここでは子どもが遊べるプレイグラウンドがあるのです。ブースが別になっているので、子ども連れは他の客に気兼ねしないでも良いのが利点。子どもも飽きずに楽しめます。この日は、子どもの誕生パーティが行われていました。
アメリカのマクドナルドでは、今までで一番印象の良かった店。他の利点としては、どこからも見渡せ、死角がないことが好印象。マクドナルドは箱が大きいせいか、設計に死角がある店があり、犯罪発生率が多いのです。改善点としては、キッチン内は大人数がいるものの、動きが遅く、テキパキこなせないところでしょうか。ここまでシステム化されながら、オーダーしたものがスムーズに出てこないのは惜しいです。
アメリカ人に嫌われたアメリカ発マクドナルドが、また皆に愛される店に復活できるのか、興味深いところです。筆者は、マクドナルドのコーヒーとヴァニラシェイクは悪くないと思っているので、頑張って欲しいですね。
[All Photos by Hideyuki Tatebayashi]
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