体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

脳が最も活発に活動するのは起床4時間後!仕事と睡眠の関係を探る

f:id:kensukesuzuki:20160823000823j:plain

ビジネス現場でよく発生する睡魔との戦い。

椅子に座りながらも頭はフラフラ、まぶたは今にも閉じてしまいそうな虚ろな時間は気持ちの良いものですが、「そういった睡眠はNG」だと語るのは「睡眠をマネジメントする会社」ユークロニア社の菅原洋平さん。

前回に引き続き、誰もが知っておきたい睡眠に関するを教えて頂きました。第2回目は、ビジネスパーソンなら知っておきたい睡眠・仮眠の情報をお伝えします。

仕事中に眠くなるのはなぜ?

——ビジネスパーソン目線では、仕事中に寝る行為は悪いことのように見られますよね。そういった世間の目と現実とのギャップはどう考えればよいでしょうか。

菅原:それは時間のミスマッチです。

生体リズムで言えば、眠い時間に眠くなることが、たまたま仕事の時間に当てはまってしまったということになります。これはスケジュール管理の問題であって、その人の能力で眠くなってしまうということではありません。

例えば、人間は起床から8時間後は確実に脳が働かなくなる時間になるのですが、仕事現場でよくあるシーンと組み合わせて見てみると、起床3時間後は脳波活動が最高潮の時間帯であるにも関わらず、その時間帯にメールチェックで1時間も潰していることがあります。

このようなスケジュールを組んでいるともったいないですよね。脳の働きが低下する時間帯に、重要な仕事のスケジュールを組んでしまっていたら、その人の能力は当然下がってしまいます。

そういった行動を取っていると、周りからは、「この人は能力が低い」と思われてしまうんですけど、これは業務の時間と生体リズムの時間のミスマッチから低下してしまっているだけです。同じロジックで、会議中に眠いのを何とかするのは無理なんです。

眠くなるのを防ぐのではなく

生体リズムをコントロールする

f:id:kensukesuzuki:20160831160010j:plain

発想を変えて、「この時間にハイパフォーマンスなリズムを作っていきたい」ということは再現可能です。

だから、もう少し時間軸を長く取り、24時間をコントロールしていくことを自分で考えることができれば、どの時間にピークを持って行き、どの時間に低下した能力状態でも処理できる作業を持ってくるか、仕事の順番をマネジメントするという発想を持つと良いでしょう。

——会社や仕事の現場でミスマッチを改善した例はあるのでしょうか?

ある研究所で「午後3時にラジオ体操を流す」という研究をしているところがありました。

その研究所では残業が多く、とにかく零時ぐらいまで研究してそれで帰るといった場所のため、睡眠時間が短かい人が多かったのですが、午後3時にみんなでラジオ体操をすることにしたのです。

そうすると、全員の体温を一斉に上げることができる。起床11時間後である夕方に、体温を最も上げると、夜は下がるので睡眠をしっかり深くとることができます。

これは組織ならではのマネジメント方法です。普通に働いていると、個人で夕方に体温を上げるのは難しいですよね。そういう風に、会社や組織という単位は人間のリズムを一括管理することが可能です。しかも、その目的思考は皆同一のものなので健康的な生体リズムを作りやすい集まりなわけです。

生体リズムのミスマッチによって眠くなってしまうということを、できるだけ差異を無くすように組み換えていくことが、実は社員さんたちのパフォーマンスを作っていくことになります。それは、人間の能力と会社全体の能力を上げることになるんですね。

一番よくないのは「寝落ち」

f:id:kensukesuzuki:20160923234146j:plain
1 2 3次のページ
リクナビNEXTジャーナルの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

山寺宏一&高木渉で『ポプテピピック』

GetNews girl / GetNews boy