脳に埋め込んでアルツハイマー病の症状を和らげる世界初のチップが近々登場予定

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Kernel 01身体に何らかの器具を装着して症状の改善を図る治療法としては、ペースメーカーや義足などが脳裏に浮かぶだろう。

もしかすると近い将来、脳にチップを埋め込んで記憶障害を治すという、まるでSF映画のような方法が現実化するかもしれない。

・米国のスタートアップが開発

注目のチップを開発しているのは、米国のロサンゼルスに拠点を置くスタートアップKernelだ。南カリフォルニア大学にて教鞭をとっている生体医学工学および神経科学の一人者を筆頭に事業を進めている。

従来、記憶形成や意思決定などの神経系が関与するプロセスは一種のコード化と見なされ、技術的な手段により保持され得るものと考えられていた。こうした旧観念から脱却し、あらゆる人々にとって有利な解決策を提供することを目的に、スタートアップ集団が発足した。

アルツハイマー病を含む神経変性疾患によって引き起こされる機能障害の治療を主眼としており、それによって患者のQOL(生活の質)が大幅に改善することを見込んでいるようだ。

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・小さなチップを脳に埋め込み、神経症状を改善

注目のチップは非常に小さなものであり、脳に埋め込むことで脳梗塞やアルツハイマー病、脳震盪などによって引き起こされる神経症状が和らげられるという。

まだ開発中の段階にあるが、脳神経系に挿入するタイプの器具の開発という点では世界初の取り組みであるからこそ、今後の動向が気になるところだ。

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