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永遠の憧れ着物《大島紬》の買取基礎知識とポイントまとめ

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奥が深い着物の世界。中でも大島紬はみんなのあこがれですよね。今回はそんな大島紬の買取についてまとめました。証紙とは?マルキとは?買取に必要な知識はもちろん、買取店や買取方法など役立つ情報満載です。

大島紬とは?


photo by tsuda
着物の中でも、特に着物好きな方の普段着として絶大な人気を誇るのが「大島紬(おおしまつむぎ)」です。大島紬は奄美大島の特産品で、いつ頃からつくられていたのか記録は現存していませんが、1720年にはすでに身分の高い人のみ着用を認めるという文献が残っていることから、これより以前にはすでに織られていたとみられます。また当時、奄美大島は薩摩藩の領地だったため、大島紬は黒砂糖とともに薩摩藩の大切な財源だったと言われています。

大島紬は、樹皮で色を染めたのち、奄美大島特有の鉄分の多い泥土で発色させる独特の製法から、落ち着いた色合いでありながら、カラー豊富で、若い方からご年配の方まで着用しやすいのも人気の理由です。現在大島紬の生産地は、奄美大島、鹿児島県、宮崎県都城に分かれていて、伝統的な製法と大島紬のクオリティの高さを守るため厳しく管理されています

今回は、着物の買取でも人気の高い大島紬についてご紹介しましょう。

大島紬の買取価格と買取で人気の品


photo by Jun Seita
大島紬を買取してくれるお店は全国各地に数多くあります。着物全般の買取に言えることですが、着用する方にあわせてあつらえた着物より、着物にする前の反物の方が買取価格は高い傾向があります。

ものによっては呉服店で数十万円~100万円を超す値段で売られている大島紬ですが、着物の着用者が年々減り、需要と供給のバランスが崩れていることから大島紬の買取価格の相場は低く3万円ほど。とはいえ、他の着物が数百円~数千円という値段しかつかないことを考えると、大島紬の買取価格はかなり高価です。

大島紬の買取価格

状態が良い大島紬の買取価格相場は3万円と言われていますが、まとめて買取してもらうとより高値がつく場合が多くあります。例えば、希少な本場大島紬12マルキなど複数の反物あわせた買取価格は192,000円。証紙付きの大島紬など多くの種類の着物、複数枚の買取価格は5万円。貴重な大島紬のアンサンブルや、上質な白山紬など複数枚あわせた買取価格は41,000円。結城紬・大島紬の作家物をなど良質な訪問着が多数含まれていた場合の買取価格は214,000円など。着物を売りたい時は、数反、数着まとめて売るのがおすすめです。

買取で重要視されること

大島紬の買取で最も重要視されるのが、状態の良さと本物かどうかです。大島紬の人気がブームを迎えた1970年~80年ほどには、人件費を抑えるため外国で生産した反物が大島紬として安く出回った時期がありました。そのような経緯から、本物を証明するための「証紙」がきちんとあるかどうかが買取価格を大きく左右します。

買取で人気の大島紬


photo by Toshiyuki IMAI
機械織りよりは、手織り。化学染料で染めたものより昔ながらの天然染め。糸が細く、細かい模様の方が買取価格は高くなります。

証紙とは

証紙は、呉服店などで有名産地の着物、反物を購入すると必ずもらえる着物の製造場所や種類を記載しているもので、反物に貼られています。半年から1年をかけて30もの複雑な工程を経てつくられた大島紬が、最後独自の厳しい基準をパスしたというお墨付きで、その反物、着物が本物の大島紬であることを証明してくれます。

証紙があれば、製造者、製造場所、どんな染めが施されたかなど詳細を知ることができるため、着物の買取では特に重要視されます。着物にしたあとも、証紙は大切に保管しもし紛失してしまった場合は、購入した呉服店や製造者に尋ねると再発行してくれる場合もあるようです。

証紙の種類

大島紬は、現在奄美大島だけでなく、鹿児島本土、宮崎県都城でもつくられています。そのため各生産地によって異なる証紙があるので注意が必要です。鹿児島でつくられている「本場大島紬」は本場大島紬織物協同組合による、「旗印」と呼ばれる日本の旗がクロスした証紙が貼られているのが本物の証です。証紙には、旗印の登録証書と、伝統工芸品マーク、機械織りか手織りか、製造者などが記載されています。その他、組合による染検査合格品に限り、植物染めと泥染めの反物のみ「染め証紙」が貼られています。

奄美大島でつくられる大島紬は、本場奄美大島紬協同組合による「地球マーク」と本場奄美大島と朱色で織り込まれているのが特徴です。そのほか、泥染めを証明する証紙と、草木染めでつくられた証紙も追加で貼られていることもあります。また最近では、「履歴書シール」が貼られている反物もあり、そちらは12桁のシリアルナンバーを本場奄美大島紬協同組合で入力すると、柄の画像や生産者の写真等のデータを見ることができます。

宮崎県都城でつくられた大島紬には、「鶴印」と呼ばれる都城絹織物事業協同組合による証紙が不随していますが、現在組合に所属している織会社は1社のみで、一時期使用されていたものの現在は使用していない証紙や、生産者が独自開発した証紙など多岐に渡っているため、大島紬の買取に詳しい買取店で査定してもらいましょう。

以上の3つが大島紬の代表的な証紙ですが、さまざまな事情によって組合に所属していない織元もあり、証紙がついていないものの本場大島紬である可能性もあります。証紙がない場合でも、製造者や製造方法がわかると査定時有利になるので、分かる場合は必ず買取時スタッフに伝えましょう。

太陽印の都喜ヱ門

都喜ヱ門(ときえもん)は、鹿児島県名瀬市の藤絹織物がつくる本場大島紬の織物です。鹿児島で生産されているものの、都喜ヱ門は旗印の証紙ではなく、独自の「太陽印」の証紙が貼られていますが、昔ながらの製法でていねいにつくられた反物は非常に人気が高く、買取でも高値が期待できます。

「マルキ」とは?

手織りの大島紬を購入しようとすると、「7マルキ」「12マルキ」といった聞きなれない言葉が耳に入ってきます。マルキとは、経糸(たていと)1240本に対して、絣糸の本数のことで5、7、9、12マルキがあり、数字が大きいほど細かい模様になり、織る手間暇が掛かるため一般的に値段が高くなります。ただし、比較的簡単に織れる模様もあり、簡単な模様の9マルキより難しい模様の7マルキの方が値段が高いこともあります。

大島紬買取おすすめ店

全国に多数ある着物買取店ですが、関東で特におすすめの買取店を2つご紹介します。

着物買取専門いちのや

出典:着物買取専門いちのや
他店では買取してもらえない、ウールや化繊の着物も買取してくれるお店です。特に大島紬などの伝統工芸品は高値で買取してくれます。お問合せはフリーダイヤルの電話が年中無休で対応していて、買取方法は着払い利用可能の「宅配買取」、出張費無料の「出張買取」が利用できます。

高級着物専門ゆっくり安心買取の熊野堂

出典:高級着物専門ゆっくり安心買取の熊野堂
東京都渋谷区神宮前に販売店を構えているお店です。買取方法は鎌倉にある「店頭買取」、「宅配買取」、「出張買取」が利用でき、出張可能な範囲は、都内23区、神奈川、埼玉、京都、奈良、大阪、愛知、兵庫などに対応しています。お問合せはフリーダイヤルの電話とメールフォームが利用できます。クーリングオフもきちんと説明してもらえます。

大島紬買取まとめ


photo by akaitori
大島紬は雨に強く、普段着として人気の高い織物です。伝統的な大島紬を守り、次の世代に伝えるためにも、買取では複数のお店できちんと査定してもらい、後悔のない買取をしてもらいましょう。

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