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“フェス新時代へ”あらゆる面で進化を遂げた 「ULTRA JAPAN 2016」が延べ12万人を動員

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“フェス新時代へ”あらゆる面で進化を遂げた 「ULTRA JAPAN 2016」が延べ12万人を動員

都市型ダンスミュージックフェスティバル「ULTRA JAPAN 2016」が、2016年9月17日、18日、19日、東京・お台場特設会場にて開催され、3日間で合計12万人の観客を動員した。

今年で開催3年目を迎える「ULTRA JAPAN」だが、日本初上陸時から現在のダンスミュージック・ブームを牽引フェスとして絶大な支持を集めて続けており、今年は初年度の延べ4万2000人の約2.8倍となる12万人の観客動員を実現した。

運営事務局の発表によれば、20〜29歳の来場者が全体の74%、30歳〜39歳が22%を占め、男女比では女性が全体の56%を占める(2015年実績)。女性率がやや高めなのは、ファッションやトレンドに敏感な人々が集結するフェスとしても話題性が高いという点も大きい。

来場者の移動、宿泊、飲食、コスチュームなども含めた「ULTRA JAPAN 2016」の推定経済波及効果は、約139億円にのぼると発表している。

「ULTRA JAPAN 2016」には、リオ五輪の閉会式でパフォーマンスを務めたKygo、『DJ MAG』誌の世界DJランキングで2年連続1位を獲得しているHardwell、日本のダンスミュージックシーンを先導し続ける石野卓球からBanvoxら若手まで、総勢70組以上のアーティストが出演した。

幕開けの第1日目は、オープニングからフィナーレまで晴天に恵まれた。場内には、3つのステージやフードブースに加え、芝生や椅子でくつろげるゾーンもあり“ダンスorチル”と、そのときどきのテンションにあわせて過ごすことが可能だ。コスメやアパレルなど複数の企業ブースもSNS映えする撮影ロケーションを設置するなど、フェス空間を盛り上げる工夫をこらし、常時賑わいをみせていた。

昨年から加わったRESISTANCESステージでは、コアでディープな音好きを唸らすDJたちがラインナップされ、NIC FANCIULLLI、NICOLE MOUDABERらが出演した。

今年のULTRA JAPAN、第1日目の最大のトピックを挙げると、場内最大のULTRA MAIN STAGEにおいても、異なるサウンドスタイルを持つ世界のトップDJたちが例年以上にラインナップされていた点だ。

欧米ではダンスミュージック・シーンの進化に伴い、ゆったりとしたBPMのトロピカルハウスや、ヒップホップと融合したトラップ/トワークといったサブジャンルのメインストリーム化が加速している。

初日のULTRA MAIN STGEでは、ギターの生演奏とともにムーディなサウンドを響かせたZHUのライブに、トロピカルハウスの第一人者Kygoの心地よいDJプレイ。

そして、ベースミュージックや欧米チャートで台風の目となっている自身のヒットチューンで満員のオーディエンスを沸かせたDJ SNAKEから、ネズミの被り物で知られるDeadmau5の硬派なプレイへと至る流れは、現在のダンスミュージックシーンの熱量の高さと音の豊かさを存分に伝えるものだった。

<Day 2>

続く2日目。オーディエンスの勢いはとどまることを知らず。ULTRA PARK STAGEでは相変わらずジャンルを問わず心地よいサウンドが奏でられていたが、この日は早くからRESISTANCE”大喝采。初日同様、序盤はSEKITOVAやOSAMU Mら日本人DJが気を吐くなか、午後にはSHINICHI OSAWAがステージへ。

日本を代表するトップアーティストのプレイにフロアは瞬く間に熱狂の渦と化し、その後もRIOTGEARやYOTTOが世界基準のアンダーグラウンド・サウンドでオーディエンスを魅了。

そんななか、この日のRESISTANCEのハイライトとなったのはTECHNASIA。ここ日本にも度々来日しているテクノ界の雄は終始オーディエンスを攻め立てフロアをロック。

そんな彼らの後を継いだ、RESISTANCEのレジデントDJであるNIC FANCIULLIもまた ハウス〜テクノを行き来するストイックなプレイで最後まで集まったダンスミュージック・ファンを歓喜させていた。

一方、雨の中でもULTRA MAIN STAGEは前日同様大きな盛り上がりをみせ、3年連続の出演となるFEDDE LE GRANDはもはや日本のファンを熟知したかのようなツボを押さえたプレイで大観衆を煽動し、CARNAGEはディープなサウンドでオリジナリティを発揮。

そして、近年活躍が目覚ましいGALANTISは自身のヒット曲を効果的に用いながら、ますますフロアの熱気を高めていく。この頃になると、オーディエンスはすでに雨のことなど忘れたかのように熱狂し、今年のマイアミ「Ultra Music Festival」でも大きな注目を集めたKNIFE PARTYでスパーク。

ダブステップからエレクトロハウス、さらにはドラムンベースにトラップ、ラガまで駆使した超アグレッシヴなサウンドでオーディエンスを煽り続け、その勢いをそのままに2日目のトリ・HARDWELLでフロアは一気に歓喜の渦へ。

約2年ぶりの来日となったHARDWELLは、自身のヒット曲「Live The Night」を皮切りにスタートから猛攻をかけ、DJ SNAKEやMartin Garrix、The Chainsmokers、Calvin Harrisなどの曲もプレイ。2013、2014年とDJ Magの世界人気DJランキングで2年連続で1位に輝いた実力を遺憾なく発揮し、最後までオーディエンスを圧倒し続けた。

<Day 3>

そして最終日。観客のテンションは落ちることなく、会場は3日間の音楽の祭典を締めくくるにふさわしい熱気に包まれていた。

RESISTANCEステージでは石野卓球がベテランの腕を披露。昼間の早い登場にも関わらず大勢のオーディエンスが集まりステージは最高潮。そのままラストのDUBFIREまで絶えることなく盛り上がった。オープンエアーのULTRA MAIN STAGEの盛り上がりは前日、前々日にひけをとらないものだった。

この日はBANVOXで幕を開け、その後海外でも活躍するMOTI、さらに、UMFをはじめ世界のULTRAにも出演しているKSUKEと日本人がプレイ。そして、トロピカルの雄THOMAS JACKが小気味よいサウンドでフロアを美しく彩ると、ステージにはJAUZが。

今年のマイアミ「Ultra Music Festival」でも喝采を浴びた彼は、出世作「Rock The Party」でいきなりの猛攻をしかけ早々にフロアをジャック。トラップを主体にディープかつアグレッシヴなプレイでオーディエンスを牽引した。

そんなJAUZの後には覆面アーティストMARSHMELLOがステージへとあがり、「Find Me」を手始めに自身のヒット曲を交えながら、ときにヒップホップまで披露。フロアにはMARSHMELLOおなじみのマスク姿のオーディエンスもチラホラ見かけ、その人気の高さを伺わせていた。

その後もNEROがボーカルを引き連れライヴを展開し、「Satisfy」「Must Be The Feeling」「Into
The Night」「Me & You」といった自身のアンセムでフロアを盛り上げると、いよいよ最終日も終盤戦へ。

雨が降りしきる中でも一向に失速することのないフロアをこの日最高潮にまで高めたのはMartin Garrix。彼の名を一躍世界に知らしめた「Animals」のピアノソロで壮大にスタートし、その後わずか15分足らずで「Poison」「Lion In The Wild」「The Only Way Is Up」、さらには「Tremor」からのAvicii「Waiting For Love」のマッシュアップで一気にオーディエンスの心を鷲掴みに。その破壊力抜群のセットはまさに世紀のエンターテイナーと言っても過言ではない見事なものだった。

その後も続々とアンセムが投下されるなか、ハイライトとなったのはまさかのDAFT PUNK「One More Time」。雨の中巻き起こった大合唱はみな忘れられない思い出となったことだろう。

終盤も「Don‘t Look Down」や「Gold Skies」と自らのヒット曲を連発し、最後は「In The Name Of Love」で有終の美。シーンの若き皇帝の存在感を見事に見せつけてくれたが、「ULTRA JAPAN 2016」のラストを飾るべく登場したのはそんな彼が憧れたTiësto。

自身の楽曲「Split」で始まり、長きキャリアに裏打ちされた貫禄あるプレイでオーディエンスを惹き付ける。様々なジャンルを行き来しながら、緩急を付けたその熟練のセットは見事というよりなかったが、そんななか途中思わぬサプライズも。

ステージ上にはこの日登場したJAUZが登場しまさかのコラボ。こういったサプライズもフェスならではで、この光景にはフロアも大熱狂。その後もトラップ~ヒップホップ、さらに終盤にはColdplay「Yellow」までプレイ。

そこから感動のクライマックスへと思いきや、再びギアをあげ「ULTRA JAPAN」ではおなじみの花火が打ち上がるなか「Adagio For Strings」、Showtek & TNT aka Technoboy ’N‘ Tuneboyの「Mellow」となんともハードなサウンドで終幕。開場から12時間が経過してもなお最後まで踊り続け、飽くことなく音楽を求めるオーディエンスの姿は「ULTRA JAPAN」への愛を感じる光景であった。

関連リンク

ULTRA JAPAN公式サイトhttp://ultrajapan.jp/
ULTRA JAPANオフィシャルTwitterhttps://twitter.com/ultrajapan

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