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いきものがかり・水野良樹単独インタビュー デビュー10周年を迎えて初めて明かされたストーリー

いきものがかり・水野良樹単独インタビュー デビュー10周年を迎えて初めて明かされたストーリー

いきものがかりが今年、デビュー10周年を迎えた。3月にベストアルバム『超いきものばかり~てんねん記念メンバーズBESTセレクション~』を発表した彼らは、地元・神奈川県海老名、厚木での4日間(8/27・28、9/10・11)に渡る凱旋ライブの開催を発表。実に10万人にも及ぶ観客を動員し大成功を収めている。……と、これだけでも十分話題性のあるトピックではあるが、ファンと世の中をより驚かせたのは、8月下旬、32枚目のシングル「ラストシーン/ぼくらのゆめ」(両A面)をリリースした直後に発表された、リーダー・水野良樹氏による自伝『いきものがたり』(Amazon・J-POPカテゴリ1位獲得)のインパクトだったのかもしれない。そんなわけで今回は、その気になる自伝本と前述の最新シングル、そしてデビュー10周年を迎えたいきものがかりについて伺うべく、水野氏に単独インタビューを試みた。

――まず、自伝を出すことになった経緯からお伺いさせてください

3月にデビュー10周年を迎えてベストアルバムを出すことが決まっていたので、少しでもそれを盛り上げるような企画を何かやりたいって思って、ずっとTwitterの個人アカウントで、これまでのいきものがかりを振り返るエピソードをつらつらと呟いてたんです。ちょっとでも僕たちに興味を持ってもらえたらなって思いで。そしたら小学館の編集者の方から、まあ、その方は僕の高校の先輩でもあるんですけど、本出してみないかってお声掛けを頂いて。

――そうだったんですね。実際にそのお話を受けてどう思いましたか?

これまで僕たちは、曲だけが聴いてくれる人の元に届けばいい、作ってる人間と歌ってる人間が曲と紐付くことで聴き手の解釈を狭めてしまうのは避けたいって思ってた部分があって。曲がより遠くへ届くようにと、自分たちのことは敢えてあまり喋らないようにしてきたんです。だけどこの本に関しては、自分たちのことを振り返るっていう、要はこれまでとは真逆のことをしてるわけなんですよね(笑)。まあ、でも10周年っていうことで、それも許してもらえるのかなと。本を読んで頂くことで、いきものがかりのストーリー自体もひとつの作品として楽しんで頂けたら嬉しいなと思いました。

――Twitterに書かれた文章を拝見しましたが、膨大なテキスト量に驚きました。あれだけでも読み物として面白いと思いましたが、実際の本は450ページもある力作なんですよね。

本はTwitterの文字量の倍以上あります(笑)。去年10月から呟き始めたんですが、こんなに長いこと続けるなんて思ってなくて。当初はベストアルバム発売のタイミングで完結させるはずだったんですが、全然終わらないっていう(笑)。書き出すと止まんなくて、中々デビュー当時の話まで辿り付けませんでした。すごく時間がかかっちゃいましたね。

――AmazonのJ-POPカテゴリ1位になってましたね! 率直にどう思いました?

そんなカテゴリがあること自体初めて知りましたけど(笑)、やっぱり嬉しいですね。CDはこれまで何十枚と出してきたけど、本を出すのは初めてじゃないですか。周りから本の感想を頂けるのがすごく新鮮でした。それに、本屋で自分の本が並んでるのってなんか不思議な感じで。初めて自分たちのCDがショップに並んでるのを見た時の、嬉しいけどなんだかちょっとこっぱずかしい感じを、久しぶりに思い出しましたね。

――もともと文章を書くのは好きだったんですか?

嫌いではないですね。インディーズ時代はチラシやパンフレットも自分たちで作ってたんですが、そのテキストは僕が書いてましたし、文章を書くことを苦に思ったことはないです。まあ、作詞するのとは全然違う感覚ですけど。

――本を出してみて、今後も執筆活動やってみたいっていう風にはなりませんでした?

いや~、僕の場合は単に今まであったことを書いてるだけなんで。今はいきものがかりの歩んできた道や自分の経験してきたことを、皆さんに知って楽しんでもらえればって思ってるだけです。今後さらに10年、20年経ってまだグループが続いてたら、今回の続編が出るかもしれませんけど(笑)。

――それでは、デビュー10周年を迎えたいきものがかりに関してお伺いさせてください。ありがちな質問かもしれませんが、この10年で変わったものと変わらないものはなんでしょうか?

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