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日本が抱える、橋やトンネルなどの老朽化問題。ドローンが解決するかも?

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橋や工場プラント、送電線などの設備は時間が経つと劣化する。わが国では高度成長期に建設された社会インフラの点検整備が重要な課題となっている。安全安心のためには定期的な検査が欠かせない。とはいえ、人間が目視で検査するのは手間もかかるし危険も伴う。そんな時のためのドローン活用が始まっている。

ウエアラブル小型映像配信装置を活用した、ウエアラブル伝送のソリューションに実績があるテレインフォが提供するのは、ドローンで撮影中の映像を遠隔地でリアルタイムに確認しながら、現地のドローンカメラマンに撮影指示が出せるサービスだ。熟練技術者が自分で現地に赴く代わりに、ドローンが「目」となって見たい場所を撮影する。

撮影は4Kの高解像度で行い、映像と音声の伝送はLTE回線を使って低解像度で行うことで、確実にリアルタイムに届ける。検査技師は伝送される映像を見ながら、撮影角度や寄り引きなどの映像についてドローンカメラマンに指示を出せる。撮影した4K空撮映像は作業終了後にファイルサーバー経由や媒体の輸送で迅速に納品する。

テレインフォの遠隔施設保守点検サービス

検査のポイントとなる部分をさまざまな角度から撮影したり、異常を感じた部分を重点的に撮影して、あとから高解像度の映像で確認することで、熟練技術者が現場で目視確認する時と同様のクオリティの検査が効率的に可能になる。

人間の目視に頼らない試みも始まっている。東芝とアルパインは、2017年度中の実用化を目指して、ドローンによる電力インフラ事業者向け巡視・点検システムを開発している。ドローンで撮影した映像を画像処理や機械学習により分析することで、送電線のアーク痕(落雷などで放電した痕跡)など、要点検箇所を発見する。両社は今後、国内外のさまざまな社会インフラ設備・施設にドローンを活用した巡視・点検サービス事業展開を目指している。

さらにドローンが自動運転されるようになれば、完全に無人でのインフラ検査も可能になるだろう。インフラ老朽化と熟練技術者の不足というふたつの大きな課題を解決する技術となりそうだ。

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