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金属なのに自在に動く!? 驚愕の「自在置物」とは

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J-WAVE月曜−木曜朝9時の番組「POP UP!」(ナビゲーター:岡田マリア)のワンコーナー「PIN UP」。9月20日(火)のオンエアでは、現在、東京藝術大学大学美術館で開催中の「驚きの明治工藝」展を紹介しました。

江戸時代後期から、明治時代の影響が及んだ昭和初期までの名品が展示されていて、「驚きの明治工藝」というその名の通り、驚きの世界が繰り広げられています。今回は、東京藝術大学大学美術館の副館長、原田一敏さんに詳しいお話しをお聞きしました。

明治時代に作られた、金属工芸、漆、染色などの工芸品は、超絶技巧を駆使した実に精密で写実的な表現のものが多く、世界の博覧会で絶賛されてきました。

「驚きの明治工藝」展では、全長3メートルという巨大な龍の置物、ビロード生地に友禅染を施したビロード友禅など、職人技が光る作品、およそ130点がラインアップされています。

「専門的な知識ということよりも、先入観をなくして、最初に来ていただいた時にその場の雰囲気をまず見ていただきたい。(中略)実際にご覧になって、見て楽しんで『えぇっ!?』っていう驚きをみなさんに享受していただければ良いのではないかなと思っています」(原田さん)

ここまで多種多様な明治工藝を一度に楽しむことは、日本ではなかなか難しく貴重な機会なのだそうです。

江戸時代に技術を磨いた職人たちは明治に時代が移ると、西洋化や輸出政策の元、輸出のために作品を作るようになりました。そのため、そこで開花した新たな表現方法が使われた名品の数々は、ほとんど外国に輸出されてしまい、日本ではなかなか見ることができないそうです。

そんな中で実現した今回の展覧会。すべての作品はなんと、たった一人の台湾人コレクターが収集したコレクションなのです! 原田さんが様々なツテをたどってその方と連絡を取り、台湾までそのコレクションを見に行き、今回の展覧会が実現されたそうです。

台湾から里帰りした名品の数々。その見どころを教えていただきました。

「明治工藝でも代表的な、いわゆる“自在置物”というのが多く出品されています。鉄や銅で作られた蛇や龍であるとか、伊勢海老、それからトンボ、カマキリなどの昆虫。蛇だと胴をくねくねと動かすことができますけれども、それを金属で同じように写実的に作って、実際に動かせるようにした置物のことです」

金属で作られているのに、本物と同じように動かせるという“自在置物”。ぜひ動画や画像を検索してご覧になっていただきたいのですが、本当に不思議な作品です。しかも、蛇は舌もニョロニョロと出せるそう。まさに超絶技巧ですね。

作品の中には、狸や猫の置物もあるのですが、かわいさはもちろん、肉球までがリアルに再現されていて、下に置かれた鏡でそこらへんもしっかり見ることができるそうです。

職人たちの技術の凄さだけでなく、遊び心も楽しめるのがこの展覧会の魅力。「驚きの明治工藝」展は、10月30日(日)まで、上野公園・東京藝術大学大学美術館で開催されています。

【関連サイト】

「POP UP!」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/popup/

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