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みんな出来ることが長男には出来ない。発達の遅れにいたたまれず、体操教室を後にした日

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長男が3歳7ヶ月を迎えた春、幼稚園の年少クラスに入園しました。

発達がゆっくりめの長男。

これからは、出来なかったこともどんどん出来るようになり、たくさんの友達を作ってくれるだろうと、とても楽しみにしていた念願の幼稚園入園です。

私は幼稚園内で行われている習い事にも、積極的に参加させたいと考えました。

英語、スイミング、リトミック、サッカーなど、出来れば長男に全部挑戦させたいくらいです。

しかし、長男の負担になっては意味がありませんし、本人がやる気がなければ続きません。

私は長男の長所から、向いているであろう習い事を選ぶことにしました。

小柄ながら運動神経は抜群の長男。

かねてより、体操教室に行かせたら伸びるのではないか、と考えていました。

するとちょうど、幼稚園で体操教室が行われていたのです。

早速、体験教室に申し込むことに。

体験教室の日は、同じ年少さんの子供達とそのお母さん達が集まりました。

子供達は20人程度います。

体操の先生が現れ、まずは体操教室についての説明を始めました。

「これから習うことになるかもしれない!」

私は一言一句聞き逃すまいと、先生の言葉に耳を傾けます。

が、長男は教室内をウロウロ…。

教室内だけならまだしも、教室から出て行きます。

そして「ママ!おいで!」と大声で叫びます。

周りのお母さん達の視線もありますから、私は長男を呼び戻しに行きます。

また出て行く長男…。

追いかける私…。

結局、体操教室の説明はほとんど聞くことが出来ませんでした。

すると次は、いよいよ体操教室体験です。

先生が教室の真ん中に子供達を集めて、一緒に体を動かし始めます。

長男はと言えば、その輪に入ろうとはしません。

私や先生が何度声を掛けても、長男は逃げ回り、教室内を走ったり、大声を出したり、教室から脱走したりします。

周りの子達は誰ひとりそんな子はいません。

全員が先生の言うことを聞いて、それはそれは楽しそうにキラキラした笑顔で先生の顔を見つめて、指示通りに体をたくさん動かしています。

そしてそれを、椅子に座って微笑ましく見ているお母さん達。

走り回っているのは長男と、それを追いかける私だけです。

「これ以上ここには居られない…」

私は体操の先生に声を掛けてから、その教室を後にしました。 関連記事:うちの子何か違う?どこまでが正常?保育園で同じ月年齢の子を見て募る不安 by モンズースー

帰宅してから私はイライラしていました。

長男は言葉が遅れており、発達も周りより遅れていることはもちろん理解していたつもりです。

しかし、ここまで周りの子達と違うことを見せつけられ、私はどうしようもなく悲しくなってしまったのです。

私はイライラを抑えようと、とりあえずシンクの中に残っていた食器を洗い始めました。

洗いながらも、体操教室での長男の行動、周りのお母さん達の視線を思い出してしまいます。

気がつくと、涙が溢れてきました。

「どうして。どうしてうちの子だけ。みんなと同じことが出来ないの…」

洗い物を水道水で流していると、涙も次から次へと流れます。

今まで長男の発達で悩んでいたことが、すべて爆発したのかもしれません。

1日経ってから、少し気持ちが落ち着きました。

長男の発達が遅れていることは、誰よりも理解していたはずです。

「これが個性、今は集団行動よりも長男は自由気ままに自分の好きなことをやりたい時なんだ。習い事はまた来年でもいいではないか。」

何も焦る必要はないのだと、自分に言い聞かせました。

そして長男は長男なりに、ゆっくりではありますが成長しています。

今は無理させるよりも、長男のペースを優先。

それこそが長男の成長を促すことも分かっているのです。

来年にはきっと、集団行動が出来るようになった長男の姿が見られることだろうと期待しています。 関連記事:いつも挫折と紙一重?!子どもが習い事を「ただ、続ける」ことの難しさ[前編] by kobeni

著者:かつどん子

年齢:30代

子どもの年齢:3歳・1歳

男の子2人のママ。毎日元気に走り回っている2人を後ろから必死に追いかける日々。趣味はドライブと食べること。週末は美味しいものを求めて家族みんなでお出掛けしています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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