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GANTZのVR体験 原作さながら球体の椅子に座って転送

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9月14日(水)から10月23日(日)まで東京・新宿ニュウマン ルミネゼロでは映画『GANTZ:O』の公開を記念した特別展示「映画公開記念特別展示 GANTZ:O-驚愕の映像世界への転送体験-」が開催されています。


こちらには映画の設定資料や、絵コンテ展示、アートカードの販売と一緒に映画の中を体験できるVRアトラクション『GANTZ:O_VR』が体験できます。

『GANTZ:O』は、奥浩哉氏による大ヒットコミック『GANTZ』の中でも、大阪を舞台に妖怪型の星人軍団=百鬼夜行との戦いを描いた大阪編を、フル3DCGアニメ化したもの。原作の中でも非常に人気のあるエピソードです。

『GANTZ:O_VR」はその『GANTZ:O』本編の大阪での戦闘シーンをまるで映画の中に入り、そばで見てるかのように体験できるコンテンツです。

”GANTZ球”にそっくりの椅子が並ぶ異様な体験スペース

会場にはGANTZ世界で非常に重要なアイテム、直径1mほどの真っ黒な球、”GANTZ球”にそっくりに見える椅子が置かれています。柵のむこうに赤い光に照らされる20個の”GANTZ球”はそれだけで異様で作品世界に入り込みやすい雰囲気です。体験者はこの椅子に座り、映画「GANTZ:O」の世界に”転送”されます。

原作のように目を開けた先は、マンションの一室。目に飛び込んでくるのは、黒い球体”GANTZ球”。例のちょっと日本語が間違っているメッセージが球の表面に出た直後、転送が始まります。

見上げると、上から青白い線が降りてきます。目の高さまでくると、下はマンションの一室、上はコンクリートの天井が見え、体の上と下で違う場所にいることがわかります。また完全に転送される前からすでに主人公の親友“加藤”が市民をかばいながら、星人と戦っています。

加藤も星人も市民も誰も筆者には気づきません。ビルの中に大きすぎて入れない星人が、太く長い尻尾で何度も勢いよくなぎ払い、加藤が壁まで吹っ飛ばされることなど、原作同様のバトルが目の前でくり広げられています。

加藤が外に出ると一緒に、星人の股の間をくぐってビルの外へ。ここでは見回すと。夜の大阪の街並みが見られます。加藤が宙を飛ばされたりしながらも、星人を送った後は、加藤たちを残し、先にガンツ部屋に転送されたところで終了します。

原作さながらの体験と無理のない「自分自身」の設定

原作のワンシーンそのものなので、実際に映画を見に行く前もいいですが、行った後にも体験してみると、違った見方ができそうです。

体験時間は短いですが、映画に使われたモデルを使っているなど、非常に映像が綺麗で、映画の中で見ている感覚です。特に”GANTZ球”のある部屋は実写かと思ったほど。黒いガンツスーツのテカリ具合も綺麗です。

体験者自身の体が見えないので、加藤や星人は体験者自身を認識しません。目の前のキャラクターが自分を認識してくれないと寂しいものですが、転送されたことを考えると、見えないのはステルス機能と解釈できそうです。「ステルス機能を使用している誰かの体に入ってバトルを見ている」そう考えると、筆者は座ってるだけなのに、VRでは移動しているのも、納得です。どのメンバーの中にいたのか、それとも原作では描かれていない誰かなのかと想像してみるのも楽しみです。

VR内で移動はしていますが、ゆっくりと移動していること。目の前のバトルが激しいので他を見る余裕がなく、移動する方向を常に向くことになるので、酔いやすい筆者でも酔いは感じませんでした。

今回座っている”GANTZ球”似の椅子「TELEPOD(テレポッド)」は中に音に合わせて振動するシートになっています。深く腰をかけ、背中をもたれ掛けると背中や腰に、星人の攻撃による振動が伝わり、より臨場感を味わえます。

今回のVR映像は、本編の映画同様、日本初フル3DCG超大作「APPLESEED」でCGディレクターを務めた川村泰氏監修の下、「青鬼 ver.2.0」でホラー映画の監督経験があり、ゲームシネマティックムービーを得意とする前川英章氏が監督です。制作はデジタル・フロンティア。使用デバイスはGearVR。

映画をVRでプロモーション

今回のように映画の一部を味わえるVRはいくつかあります。今回の作品と近いのはGear VR受けに配信されている『Battle for Avengers Tower』でしょうか。最初はトニー・スターク自身になっているところから、魂のような存在になりバトルをしているところをスローモーションで見られるというもの。

日本では、映画のプロモーションではありませんが、『進撃の巨人 360度体感シアター“哮”(こう)』はオリジナルのキャラクターの中に入り進撃世界を体感するものでした。

2016年の「東京ゲームショウ2016」ではシーエスレポーターズブースには映画に使われた3DCGモデルを使ったVRコンテンツが展示されていたり、 PSVRでは映画『シン・ゴジラ』に使われた3DCGモデルを使った「『シン・ゴジラ』スペシャルデモコンテンツ for PlayStation®VR」が配信が決定しています。

今後、映画で作ったものをVRコンテンツ用に使用して、映画の中を体験できるイベントの目玉として、展示や配信をする機会はさらに増えていきそうです。

モニターなどの画面で見る映画と、世界の中に入り体験として感じるVRでは根本的に違うものです。だからこそ、違った視点で作品をより深く楽しめます。こういった映画とVRを組み合わせた企画がさらに増えていってほしいものです。

映画『GANTZ:O』公式サイト

展示概要

映画公開記念特別展示 GANTZ:O -驚愕の映像世界への転送体験-
会場:SHINJUKU NEWoMan 5F LUMINE 0(新宿ニュウマン5F ルミネゼロ)
会期:2016年9月14日(水)〜10月23日(日)11:00〜21:00
入場:入場無料 VRアトラクション『GANTZ:O_VR』900円(税込み/記念品付き)
主催:「GANTZ:O」公開記念展示実行委員会
協力:「GANTZ:O」製作委員会、デジタル・フロンティア、VR CRUISE

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