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30才看護師 SMAP『オレンジ』といじめの思い出告白

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 年内での解散を発表したSMAP。5人で歌い踊る姿がもう見られなくなるのではないかと、惜しむ声も少なくない。

 多くの名曲を産んできたSMAPだが、なかでもファンの間で人気なのが『オレンジ』だ。2000年にリリースされた『らいおんハート』のカップリング曲として発表された『オレンジ』に関する思い出を、山口県に住む30才の看護師の女性が語る。

 * * *
 忘れられない曲は、中学3年生の合唱コンクールの課題曲にもなった『オレンジ』です。当時、伴奏者に誰も立候補する人がいなかったので、私が手を挙げたんですよ。すごく勇気がいりました。私、この時クラスから無視されていたので…。

 いじめのきっかけは、部活を休んで塾に通ったっていう、ささいなことでした。でも気づいた時にはもう何をしてもダメで。何度か話しかけたり、メールを送ってみたりしましたが、どれもスルーされておしまい。…つらかったですね。勉強も手につかなかったし、心が常にざわざわして、いつも下を向いているようになりました。

 だから伴奏も、みんなよりちょっと離れた場所にいる方が気が楽っていう理由だったんです(苦笑)。ピアノは幼稚園から続けていたこともあってそれなりに弾けたので、強弱をつけたり伴奏の何パターンか用意しておきました。いざ弾いてみたら、久しぶりにクラスメートが“お!”って顔をして。認められたっていう感じがして、嬉しくて嬉しくて。でもそこで泣いたら負けだなと思って、ぐっとこらえて、家に帰って泣きました。

 クラスの一員だと思えることがこんなに嬉しいことだとは、それまで気づかなかったんですよね。合唱コンクールでは優勝はできなかったんですが、その日、友達から“今までごめんね”って声をかけられたんです。

 今思い出しても涙が出てきそうですが、人生初のいじめはSMAPの『オレンジ』によって終わりました。

 今も『オレンジ』をたまに聴きますが、当時のつらさを思い出しますけど、同時に、あの時話しかけてくれた友達の勇気も思い出して、感謝しています。生きていたら、はあ~って思うような理不尽なことだってあります。でも世の中にこれほど多くの人がいる中で、その人とかかわることになったのには何か意味があって、その先に何か見えるものがあるんじゃないかって、この曲を聴くたびに思い出すんです。

※女性セブン2016年9月29日・10月6日号

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