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小説『君の膵臓をたべたい』映画化決定! ところで「膵臓」って何?

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2016年9月13日(水)2015年に刊行され大ヒットを記録した小説、『君の膵臓をたべたい』の実写映画化が発表されました。

膵臓の病気を患う女子高校生とクラスメイトの「僕」が心を通わせていく様子を描いた作品で、多くの読者の感動を呼んだことで話題となりました。

ところで「膵臓」って体のどこにあるかご存知ですか?「沈黙の臓器」と呼ばれる膵臓について医師に解説していただきました。

膵臓とは?


膵臓とは、胃の後ろにある細長い臓器で、食べ物を消化する液の一種である膵液を作り、十二指腸へ送る役割を担っています。

それから、血糖値を調節するホルモン(インスリン・グルカゴン)を作って、全身を流れる血液中に分泌しています。

膵臓に関連した疾患

急性膵炎

膵臓が作り出す膵液に含まれる消化酵素によって、膵臓そのものが溶かされてしまう病気。多くは激しい上腹部痛を伴います。

慢性膵炎

アルコールが原因となることが多い病気で、膵臓が炎症を繰り返して硬くなり、本来の機能を失っていくものです。

膵臓がん

膵臓にできる悪性腫瘍で、早期発見が難しい場合が多いことでも知られています。

膵臓が「沈黙の臓器」と呼ばれる理由


膵臓は肝臓同様、がんなどによる症状が出にくく沈黙の臓器と呼ばれることがあります。

また、インスリンを分泌する膵ランゲルハンス島のβ細胞内での細かい分泌機構や、膵臓がんの発がんの仕組みなど未解明の部分も多く、今後の解明が強く望まれますね。

膵臓がんの早期発見が難しい3つの理由

奥まった場所にある

膵臓は胃の裏側にある後腹膜臓器であり、とても奥まった場所にあります。

進行が早い

週に多くの血管や胆管、神経などが存在し、リンパ節や肝臓への転移も起こりやすくなっています。

ある程度進行しないと出現しない

特に膵体部や尾部に発生した膵臓がんでは、かなり進行するまで症状が出にくいといわれています。

膵臓がんの治療方法

進行度や患者さんの全身状態によって、外科手術、放射線、化学療法(抗がん剤)などの治療法が行われます。

ただ、発見したときにはすでに進行していることが多いので、手術が行われるのは全体の4割くらいといわれています。

タイトルの由来になった「同物同治」とは?


「同物同治」とは、中国を起源とする薬膳の考え方であり、身体の病気や不調を治療するためには、その調子の悪い部分と同じ部分を食べるのが良いという考え方です。

肝臓の調子の悪い時はレバーを、心臓が悪い時にはハツを食べればよい、という考え方になりますね。

今の日本の医学の主流である西洋医学的には、特にそのようなことは言われていないように思います。

高校生も膵臓がんを発症する?

10代の方や若者であっても、頻度は非常に少ないですが膵臓がんを発症する可能性はあります。

医師から映画「君の膵臓をたべたい」へ一言

タイトルからも、あらすじからも、非常に興味深い作品のようですね。ぜひ見てみたいと思います。

(監修:Doctors Me 医師)

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