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『バイオハザード:ザ・ファイナル』監督インタビュー「ケルベロスが50匹くらい一気に登場するよ! 最高だよね!」[ホラー通信]

Milla Jovovich;Ali Larter;Ruby Rose

2002年の1作目公開以降、5作続いてきた『バイオハザード』シリーズが遂に完結。『バイオハザード:ザ・ファイナル』が12月23日に日本世界最速公開となります。

主演はもちろんミラ・ジョヴォヴィッチ、監督はポール・W・S・アンダーソン。今回、ホラー通信では映画公開に先駆けてポール・W・S・アンダーソン監督に電話インタビューを敢行。未だベールに包まれた映画の全貌について迫りました。

―いよいよシリーズ完結編ということで、企画や制作ではどのあたりがポイントになりましたか?

ポール・W・S・アンダーソン:物語の面でいえば、「ハイブ」そしてラクーンシティ、つまり1作目の地に戻るという部分と、アリスが自分の正体を遂に知るという部分がポイントになりました。制作に関して言えば、アフリカで撮影するという選択をしたことです。アフリカで撮影すれば、単純に場所として素晴らしいだけでなく、エネルギーやスペクタクルな部分もクリエイティブなかたちで注入できるのではと思ったんです。

―2年前に『ポンペイ』(14)で来日された際、「5とは、そうとう違う作品になりそうだよ。たぶん、これまでのファンはショックを受けて、驚くと思うよ。本当に心底“最高のバイオになると思う」とおっしゃっていましたが、その点実現しましたか?

ポール・W・S・アンダーソン:100%実現できたという自信があります。ビジュアル的にも目を見張るものがあるし、ロケーションの選択もばっちりだったと思います。今までの作品に比べれば、よりザラザラしたリアリティを感じるような映像になっていますし、よりエモーショナルな作品に仕上がっているので、ファンにとっては新鮮なのではないかなと思います。遂にアリスの物語の終わりであり、彼女やアンブレラの真実が明らかになりますからね。それによってエモーショナルな内容になっています。また、1作目はホラー色が強い作品だったと思いますが、その要素がまた戻ってきます。壮大な世界観ではあるんですが、最初の作品が持っていた閉塞感、そしてそこから湧き出る恐怖感というものも感じられます。アクションは今まで手掛けたどの作品と比べても最高のものになっています。それらのコンビネーションできっと満足していただけると思います。

―「バイオハザード:ザ・ファイナル」は1作目が公開された2002年から14年かけての完結作になりますが、その間に一番進化したと感じている映画のテクノロジーとそれによって実現できるようになったシーンや表現(バイオに限らず)があれば教えてください。

ポール・W・S・アンダーソンゲーム:映画に共通してバイオハザードの世界観の中には“犬(ケルベロス)”というものが印象的な存在として登場します。当初はCGだけではリアリスティックなものは出来なかったので、本当の犬の撮影をし、そこにCGを加えるというハイブリッド的な表現でした。現在の技術では遂に100%CGでも作れるところまで達しています。これまでもフルCGで描かれたクリーチャーというのはいろいろな映画で登場してきましたが、どうしてもファンタジー臭が溢れてしまうクリーチャーが多かったです。それがよりリアルな表現ができるようになったので、これまでは5匹くらいしか登場されられなかったケルベロスが、今回50匹くらい一気に登場してアリスを追いかけるシーンを撮ることができました。最高ですよね!

他の技術では、僕が3Dが好きなのは皆さんよくご存知かと思います。3Dを上手く使うことができれば、観客にとって没入感を生み出すことができて、特にこの映画の場合は世紀末のワシントンDCや「ハイブ」の中の閉塞感をさらに楽しんでもらえるようになっています。これまで僕は4本の3D映画をつくり、今回が5本目ですが、今回初めてコンバージョン(2Dカメラで撮影して編集で3D作品にする方式)に挑戦しました。それを選択したのもコンバージョンのレベルが素晴らしいものになってきているからです。3Dカメラでの撮影は、カメラが大きいのでカメラワークに制限が出てしまうこともあります。2Dカメラではより動きのある画を様々なアングルで撮ることができて、それを質の良い3Dにできるようになってきたのです。さらに、今回の撮影監督は、何度も3D映画を手掛けているグレンさんです。彼は3D映画がどういうものか分かっている上で2Dで撮影しています。これまでコンバージョンであまり良いものができないと言われていたのは、技術のレベルだけでなく、3Dのイメージで撮らずに2Dカメラで撮影してしまったものをコンバージョンしていたからという理由もあると思っています。今作は、3D作品としても革新的な作品になると思っています。

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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