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「U・Iターン転職」東京人が求められる能力は?

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都会の喧騒に疲れ、「地方に帰るのもいいかも…」と考えたことのある人も多いのではないだろうか。厚生労働省が行った「人口移動調査」によると、出生県の外へ出た人が故郷に戻るUターンの割合は2006年で12.7%だったが、2011年には13.3%と少しではあるが増えている。

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Uターン、または知らない土地に移り住むIターンは、もはや珍しくないのかもしれない。しかし、移住するということは、その土地で働くということ。地方での転職活動は都市部と比べて難しいのだろうか。

総務省が行った「一般職業紹介状況」によると、2016年7月の都道府県別有効求人倍率で一番高かったのは東京(2.04%)だが、福井(1.82%)、岐阜(1.71%)、富山(1.67%)、石川(1.65%)、広島(1.65%)、愛知(1.62%)と高い水準の土地も少なくない。一方、鹿児島(1.03%)、沖縄(1.04%)は低かったが、埼玉(1.03%)、神奈川(1.07)と比べると、大きな差はないのかもしれない。

●地方企業が都市部出身に求めるスキルとは?

いざU・Iターン転職をする際、企業側から都心部出身ならではのスキルを期待されたりするのだろうか。U・Iターン転職サポートしているリージョナルスタイルに話を聞くと、「経営参謀となれるような総合的なスキルが求められることが多い」とのこと。

「地方は中小企業が多く、社長が人事・総務・経理・経営企画などを一手に引き受けているケースも多いため、管理本部系のスキルを幅広く網羅していると重宝されやすい傾向があります。もともと働いていた業界と違う企業でも、転職しやすいでしょう」(リージョナルスタイル・高岡幸生さん)

では、地方で専門的な技術は生かせないかというと、そんなことはないようだが、地域差があるという。北海道はロシアや中国などに向けた製品を開発するなど海外向けのビジネスを進めている経営者が多いため、外国での経験や語学スキルを活かせる機会も豊富。広島ではマツダがあるため、自動車関連企業での経験者を求める企業が多いのだとか。

ただし、「U・Iターンでは、仕事のスキル以上に大切なものがある」と教えてくれたのは、都市と地方をつなげる活動をしている一般社団法人 移住・交流推進機構の田染賢一郎さん。

「地方は人口が少ないぶん、コミュニティが狭く人とのかかわりが密です。道ですれ違った時に言葉を交わすことは日常ですし、地域の自治会組織や消防団などへの参加が求められるため、コミュニケーション能力が重要になるでしょう。土地が変われば文化も変わるので、理解して対応する順応力も必要。仕事でもプライベートでも、好奇心旺盛で積極的に地域の人に接していく方が、受け入れられやすいという傾向もあります」(田染さん)

仕事内容だけでなく、その土地で生活することも意識するべきというわけだ。といっても、現地の人としっかりコミュニケーションが取れるか不安だ。

「Iターンの場合は、移住前にその土地に赴く体験ツアーに参加することをオススメしています。短くて3日、長くて半年ほど宿泊し、現地の方と触れ合うものです。住むかもしれない土地を、肌で感じることが大事」(田染さん)

U・Iターンを考えている人は、なじみやすいコミュニティと自分のスキルを生かせる職場がある土地を探すところから始めてみよう。
(有竹亮介/verb)

(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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