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広島カープ「悲願の日本一」の鍵を握るのは熟練勢の活躍か 過去3回の日本シリーズ優勝を振り返る

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9月10日に行われた対巨人戦に勝利利、25年ぶりとなる悲願のリーグ優勝を飾った広島カープ。ここからは、クライマックスシリーズや、その先にある日本シリーズでの健闘ぶりが期待されるが、ここで改めてこれまでのリーグ優勝時にカープの”顔”となってきた、レジェンド選手たちについて振り返ってみたいと思う。

広島がこれまでリーグ優勝を飾ったのは、1975年、1979年、1980年、1984年、1986年、1991年、そして今年2016年の計7回。そのうち、リーグ優勝の勢いのままに日本シリーズを制して日本一となったのは、79年、80年、84年の3回だ。

まず1979年については、斬り込み隊長にスイッチヒッター・高橋慶彦、不動の四番にミスター赤ヘルこと山本浩二、そして下位打線にはこれまた”鉄人”として今ではレジェンドと化している衣笠祥雄が控えるというあまりに豪華なラインナップが揃っていた。また、いわゆる”江夏の21球”で知られる名場面でもお馴染み、伝説の渡り鳥・江夏豊がストッパーとして君臨し、投打ともに名選手たちが名を連ねる恵まれた陣容となっていた。この時、江夏は31歳で、阪神時代から先発として多くの勝利をすでに挙げていたベテラン。しかし、ベテランでありながらも、広島移籍前の南海時代から試行錯誤していたストッパーへの挑戦を見事に開花させ、新たなる進化を見せたのだ。ベテラン左腕のさらなる成長がチーム全体に与えた影響は計り知れない。

良い流れを継続させシーズンに臨んだ翌1980年も、広島は優勝を飾り二連覇を達成する。この年は、前年に8勝を挙げて覚醒した山根和夫が14勝、同じく、前年に7勝に終わった福士敬章が15勝を挙げ、たった二人で30勝近い勝ち星をマークするというズバ抜けた貢献をもたらしたのが特徴的だ。二人に加えて当時の若きエース・北別府学の12勝を加えると41勝。こうした先発陣の安定感に加え、大野豊江夏豊の”ダブル豊”のサウスポーペアが16勝も挙げるという磐石の体制のもと、レギュラーシーズンで73勝を挙げ、他チームの追従を許さなかった。また、野手陣も前年に引き続き好成績を記録した。同年のセ・リーグにおける主要な個人タイトル13部門のうち、なんと8部門を広島の選手(山本浩二/高橋慶彦/福士敬章/江夏豊)が占め、山本に至っては、MVPのほかに本塁打王、打点王、最多出塁数の4冠を手にしたのだ。

データ面から見ても、二連覇を遂げた時代の広島は、名実ともに黄金期にあったと言えるが、その中でいぶし銀の活躍を見せたのが、豪快なバッティングで知られたベテランスラッガー・水谷実雄。勝負強さに定評のある彼が不動の五番打者として山本の後ろを任されていたことで、相手投手は山本との勝負を安易に避けることができず、結果として山本に快打を許し、続く水谷に痛打を浴びるというケースも少なくなかった。山本のタイトル獲得を見事にアシストしていた水谷は、隠れた名打者と言えるだろう。

そして最後に日本一に輝いた1984年の広島は、過去2度の二連覇を飾った頃にチームを牽引していた山本、高橋、衣笠らに加え、長嶋清幸山崎隆造といった若手が台頭。さらには後に伝説の投手・江川卓(巨人)に引導を渡すこととなった小早川毅彦が、ルーキーながらもいきなり16本塁打をマークし、「赤ヘルの若大将」として脚光を浴びるなど、新たなるレジェンドの誕生を予期させるシーズンとなった。やはりそうした状況の中でも、チームの軸であり、顔であったのは、当時すでに38歳、選手としては最晩年にさしかかっていた大ベテランの山本。チームを日本一に導いたこの年も、アラフォーでありながら、打率.293、本塁打33、打点94という強烈な主砲っぷりを発揮している。彼は、2年後に40歳で引退した際にも、最終年でも27本塁打をマークしたが、今よりも選手寿命の短かった当時の球界事情を鑑みると、驚異的なものであった。

このように、同チームにおける過去の日本一イヤーを振り返ると、その快挙の影には、必ずベテラン選手の活躍が存在していることに気付かされる。これは、現在における、ベテラン右腕・黒田博樹投手の活躍ぶりを見れば明白であるが、逆に言えば、日本一という偉業を達成するためには、若手選手の活躍に加え、彼らベテラン勢の名アシストが必要不可欠であるということだ。これからCS、日本シリーズへと続く戦いの中で、黒田をはじめとするベテラン勢がどのような活躍を見せ、新たなるレジェンドを生み出すことになるのか、一野球ファンとして、じっくりと見守りたいところだ。

文・吉竹明信

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