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景品表示法

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景品表示法

 フライパンは、こげがこびついたり、傷がついたりして、その手入れなどが割と大変だと思います。テレビの通販番組などで、「傷がつかないフライパンを!」と放送されてしまうと、思わず買ってみようかなとも思ってしまいます。
 このフライパンをめぐって、9月1日に、消費者庁が、オークローンマーケティングの販売するフライパン「セラフィット」について、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)に違反する行為が認められるとして、措置命令を発しました。

 景品表示法は、商品などについて実際よりも性能や性質が高いと見せかけた表示が行われ、その結果これを信用した消費者が実際には性能や性質が表示よりも劣る商品を購入して不利益を被ることを防止する法律です。
 今回の措置命令は、ダイヤモンドの次に硬いセラミックを使用し、金属製品を用いて50万回擦っても傷まないことが証明されたとの放送などをしていたフライパンが、実際にはセラミックはダイヤモンドの次に硬いものではないこと、50万回を大きく下回る回数で傷がついてしまうとのことで発せられました。

 消費者保護を目的としていますから、措置命令もその観点からの内容となっています。
 つまり、景品表示法に違反するものである旨を消費者に周知徹底すること、再発防止策を講じ役員や従業員に周知徹底すること、今後同様の表示を行わないこととなっています。

 ところで、景品表示法は、さらに課徴金納付命令も規定しています。法文によりますと、原則として課徴金を課さなければならないとされています。
 ただ、今回のフライパンの場合に、課徴金が課されたのか、今後課されるのかについてはまだ不明の点があります。

 さて、景品表示法違反については、極めて珍しい事件も最近ありました。
 一定期間内に依頼した場合に限定して着手金の全額返還をするという表示をしていた弁護士法人について、実際はその期間以外にも着手金を無料とするなどをしていたことで、やはり措置命令が出されています。
 しかも、この種の法律に強いとホームページでうたっていました。
 弁護士といっても、知らない法律はあるのですが、常に注意をして業務にあたらなければならないと、この事件を他山の石としたいと思います。

元記事

景品表示法

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