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ドライアイだけじゃない!眼科医が指摘する「夏に注意すべき目の症状」とは?

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夏に注意すべき目の症状の代表格が、すでにプール熱の症状の一つとしてご紹介した「結膜炎」、そして「ドライアイ」です。しかし、夏に注意するべき目の症状は、この2つだけではありません。そこで今回は、夏には目にどんな症状が起こりやすくて、どうすれば防止できるのか、あらゆる症例を知る眼科医・岡野先生に聞いてきました!

冷房の効いた室内環境は「ものもらい」の発症も引き起こす!


外は暑く湿気っていても、冷房の効いた室内は、とても乾燥しています。この乾燥から引き起こされるのが「ドライアイ」です。また、もう一つ注意したい症状が、意外に思われるかもしれませんが、「ものもらい」だそうです。

湿気に満ちた夏場の外気は、目に見えない細菌であふれています。これらの菌が目のまわりに付着し、さらに暑さによる疲れから免疫力が低下していると、まさに“弱り目に祟り目”。通常なら反応しない菌に対しても、炎症が起こるリスクが高まるのです。夏の暑さと湿気による細菌の増殖と、夏バテによる免疫力の低下。

この2つの要因から、ものもらいにかかりやすくなります。冷房で冷やされた室内環境が、さらにものもらいの発症の危険性を高めます。菌が巣くった目のまわりの油脂分が冷房によって冷え固まり、そこに停滞することから、ものもらいがより発症しやすくなるというワケです。

冷房の温度は少なくとも26度に設定!モニターの高さも再確認を


ドライアイのリスクも、ものもらいのリスクも軽減するには、どちらの要因でもある冷房の設定温度を見直すことが大切です。冷房の設定温度はクールビズが推奨している28度が理想的ですが、それでも暑く感じることの多い最近の日本の夏。

どんなに暑くても、冷房の設定温度は少なくとも26度にとどめるようにしましょう。また、これは夏に限ったことではありませんが、パソコンを使用した仕事をしている人は、モニターの高さを見直すことも大切です。

パソコンのモニターの位置が高めに設定されていると、モニターを見上げて作業することになります。すると、自ずとまぶたが大きく開くことから、外気にさらされる眼球の面積が広くなり、より目が乾燥しやすくなるのです。

そして、ものもらいを防止するには「目だけでなく、体全体を健康に保つことが欠かせません」と岡野先生は指摘します。暑さによる睡眠不足や食欲低下は、夏バテの原因となります。免疫力が低下した結果ものもらいを発症することになるため、冷房と上手にお付き合いをしながら、夏を乗り切るようにしましょう。

冬に発症する「雪目」があれば「夏目」もある!紫外線に要注意


ほかにも夏に注意したいのが、冬にご紹介した「雪目」です。正式には「雪眼炎(せつがんえん)」と呼ばれ、スキーやスノーボードなど、雪で白く染まったゲレンデでレジャーを楽しんだあとに多く発症します。

白は光を反射させる特性をもつことから、目により多くの紫外線が注がれ、一時的な見えづらさを感じたり、視界がかすんだりと言った症状を引き起こします。しかし原因が紫外線である以上、紫外線量が増える夏場には、日常的にも注意が必要なのです。

紫外線から目を守るために強い味方となるのが、サングラスです。しかし、ビジネスシーンにおいては、ふさわしくない場面も少なくありませんよね。そこで岡野先生が提案するのが、紫外線をカットしてくれるメガネの使用です。

紫外線を防ぎ、長期的な目の健康にもつながるレンズに注目!

岡野先生が院長を務めるスマイル眼科クリニックで推奨しているのが、従来のUVカットレンズに比べ、紫外線を2倍以上もカットしてくれるという「ルティーナ」というメガネです。通常のレンズと変わらず透明のため、サングラスのようにTPOに左右されることがありません。

また、「ルティーナ」という商品名の由来となっているのは、「ルテイン」という成分です。ルテインとは、紫外線から目を守るため、もともと体に備わっている成分です。しかし、ルテインを体内で新たに生成することはできないため、年とともに減っていく一方です。

ルテインが減少すると、ドライアイや眼精疲労、白内障や黄斑変性といった目の病気にかかるリスクも高まるため、紫外線を目に浴びない努力をすることが、長期的な目の健康にもつながるのです。

連日の猛暑ではひとごとではない!「脱水症状」も目に異変を引き起こす!?

さらに酷暑に注意したい「脱水症状」も、実は目と無縁ではありません。体における水分量の不足は筋肉の働きを鈍らせることから、目を支える筋肉の動きも低下し、かすみ目を引き起こすことがあります。また、別のコラムでもご紹介している「翼状片(よくじょうへん)」という病気も、漁師やサーファーなど、強い日差しのもとで活動する人に多く見られることから、紫外線が一因だと考えられています。

今回ご紹介したように、夏は目に異変を引き起こす要素であふれています。

目はもちろんのこと、健康的に夏の暑さを乗り切るためにも、室内温度の調節や紫外線予防を心がけ、思いきり夏をエンジョイしてくださいね!

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