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伊藤直也・増井雄一郎・まつもとゆきひろ・白石俊平が語る「必要とされるエンジニアになるには?」

どこでも必要とされるエンジニアになるには?

パネルディスカッションのテーマは「技術のキャッチアップ、マネジメント、エンジニアの方向性etc.…『どこでも必要とされるエンジニア』になるには?」。

今回はITエンジニアに人気のRebuild流に、それぞれが気になるニュースや記事をもとに、意見を交わすというスタイルで展開された。
アジェンダに挙げられた記事一覧

登壇していただいたのは、ITエンジニアなら誰もがその名を知っているこちらの4人の方である。

株式会社トレタ CTO 増井雄一郎さん


トレタでCTOを務める増井さんは、大学時代に起業、2003年にフリーランス隣Ajax、Ruby on Ralisなどを使ったアプリ開発や執筆活動などでも活躍。08年に渡米し、中島聡氏とアプリ開発会社を立ち上げたという経験を持つ。

株式会社オープンウェブ・テクノロジー CEO 白石俊平さん


オープンウェブ・テクノロジーCEOの白石さんは、かつてはJavaプログラマ。HTML5開発者コミュニティ「html5j」ファウンダーであり、現在はテクノロジー情報キュレーションサービス「TechFeed」に従事。ちなみにTechFeedのアプリはAngular2で開発したとのこと。

「Ruby」の開発者 まつもとゆきひろさん


基調講演に登壇したオープンソースソフトウェア「Ruby」の開発者であり、Rubyアソシエーション理事長まつもとゆきひろさんにも引き続き、ご参加いただいた。

株式会社一休 CTO 伊藤直也さん


そしてモデレータを、ニフティ、はてな、グリーを経てフリーランスとして活動した後、2016年4月より一休の執行役員CTO システム本部長として就任した伊藤直也さんが務めた。

最新技術はどこまで追う?キャッチアップの必要性とは

最初の話題は「技術のキャッチアップ」について。「そもそも最新技術を追いかける必要があるのか?」という伊藤直也さんの問いに対しては、次のようなディスカッションが行われた。

増井:私自身はほとんどニュースサイトも見ない。たまにはてなブックマークを見るぐらいで、最新技術を追いかけるようなことはほとんどしていないですね。

白石:私もニュースサイトは追わないですね。毎日、自分たちが発進している情報キュレーションサービスで技術情報のシャワーを浴びているので、そこで興味のレベルを保っている程度かな。

まつもと:私は技術を作る人なので、少しみなさんとは違うかも知れませんが、世の中でどんなニーズがあるかはチェックしています。つまりRuby側で解決できるものはないかという観点で見ている。例えばReactであればそれを使って何かを作ることはありませんが、それがどんな目的で使うのか、仕様はチェックしますね。

直也:みなさん、積極的には追っていないと。例えば面接に来た人が新しい技術に明るいかどうかは、採用のポイントになりますか?

増井:新しい技術を追いかけているかではなく、その技術について理解できるように説明できるかを見ますね。

直也:ぼくも面接に来た人には、自分がやってきた仕事や、その技術をなぜいいと思ったのか。またC#が好きというのであれば、その理由は何なのか、質問します。回答の中で、言語の特質とか把握して説明してくれれば「おっ」と思いますね。

白石:今の技術でどんなことがどこまでできるのかを、キャッチアップしておく必要はあると思います。

直也:言語はその一つのジャンルですね。最近だと例えばGoやScala、Elixirなど並行処理がうまく書ける言語など、パラダイムが一世代先の言語が出てきてますね。その辺をキャッチアップできてると、へえ、とは思いますね。

増井:私も言語は追っています。

まつもと:最新技術については必要に応じて勉強できていればよいと思います。

勉強会参加はエンジニアのスキルアップにつながるのか?

直也:技術のキャッチアップに関連して、勉強会問題がある。勉強会参加の是非についてそれぞれの考えを聞かせてほしい。というのも、あるスーパーできる若手エンジニアが勉強会について、「勉強会に出る暇があれば勉強しろと。勉強会は勉強になっていない可能性がある」という話をしていたんです。

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