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西荻窪「ワンデルング」。そこは飲めない人と飲まない夜の店【夜喫茶】

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「飲めない」地獄の果てに

いきなりですが、僕はお酒が飲めません。1杯飲むともう顔が真っ赤になってぐてんぐてん。今はフリーのライターをしているので、そこまでお酒を飲む機会は減りましたが、会社で働いていたときには、毎日仕事が終わると上司に連れられて酒場に行くのが日課になっていました。

そこで、やっぱり飲まされるんですよ! お酒の飲めない僕にとっては、それはもうツライものでした。俺のついだ酒が飲めないのか! ってなもんですよ。毎日地獄のような日々でした。

そりゃ僕も飲めたらいいなと思いますよ。でも飲めないんだから仕方ないじゃないですか。そんなこんなで、会社員時代はべろべろになって帰宅。翌日は、二日酔いでふらふらと会社に遅刻して行くと、怒られるわけです。

心のなかで、飲ませたのはお前じゃねーのか! と突っ込むわけですが、口に出して言うわけにもいかず……。そんなツライ日々ばかりの会社員生活は1年と数カ月で終わりを告げました。

そんな僕が存在を知って狂喜したお店、それが「ワンデルング」なのです!

バーのような喫茶店

「ワンデルング」の話にはいるまでにもうひとつ。僕がいつもお酒が飲める人のことをうらやましいなーっと思って見ている理由のひとつに、「バー文化が楽しそう」というのがあります。

お酒を飲む友達にバーで盛り上がったとか、バーで知り合ったとか、そういう話を聞くと、バーにはどうやら、お酒を飲む場所としてではなく、一種のコミュニティスペース的な役割もあるらしいことがわかったのです。

そこで「ワンデルング」の登場です。

東京・西荻窪にある「ワンデルング」は、夜の喫茶店。夜20時スタートで、深夜0時までやってます。カウンターと2階にも席があります。メインはコーヒーとスイーツ。

お酒も一応用意されていますが、おつまみはほとんどありません。

要するに、シラフで隣り合った人たちと仲良くなれる場所なんです。

これ、なかなか面白いと思いませんか?

お酒の飲めない人にもバー文化が体験できる……。素晴らしい!

実際僕も、ここで仲良くなった人たちがたくさんいます。

間近でライブ演奏も

ではちょっと店内を紹介しましょう。狭い急な階段を登って2階へ。

2階はちょっとしたスペースになっていて、ゆかりのミュージシャンのコンサートや個展が開かれたりするそうです。

もちろん普段はこのスペースでコーヒーを飲みながらくつろいじゃってもかまいません。コンサートは間近で見られて、かなりオススメらしいです。僕はまだ見たことはないけれど、ファンのミュージシャンがやるときには絶対行こうと思ってます。


“サードプレイス”を作りたい

オススメドリンクを注文してみると、出てきたのが、コーヒーフロート(650円)。

アイスが2個も入っていて、とってもボリューミー。スイーツは、知り合いのパティシエがわざわざ作ってくれるんだそうです。

こりゃお酒いらないわ!

ステッカー(3枚 200円)やキーホルダー(400円)などノベルティも満載。

もともとここは「マチネ」というお店で、そこも夜の喫茶店だったんです。そこがなくなることになって、なんとかそのコンセプトを残したいと思って、男3人で資金を調達して「ワンデルング」をはじめました。

店主の横田さんは、そのとき、メディア運営やウェブ制作を生業とする会社に勤めていましたが、社長に直談判し、ダブルワークすることの許可をもらうことができました。そして、今年、会社から独立。今後はフリーランスとしてやっていくそうです。

家庭でもなく職場でもなく、居心地のいい居場所。今でいうなら、「サードプレイス」をつくりたいと思ったんです。お酒を飲めない人もいるけど、カウンターはいつも盛り上がってますよ。シラフでもじゅうぶん盛り上がります。

僕も、シラフでしゃべりまくれるお店として重宝しています。ぜひ、お酒の席が苦痛だと思っている人は一度訪れてみてください。もちろん飲める人も、「今日は飲まないでおこう」という人も。

きっと居心地がよいはず!

お店情報

ワンデルング

住所:東京都杉並区西荻南3-11-5

電話番号:非公開

営業時間:20:00〜24:00

定休日:不定休

※金額はすべて消費税込です。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

書いた人:神田桂一

ライター/編集者。『POPEYE』『スペクテイター』『ケトル』などカルチャー誌で執筆したり、Yahoo!特集でルポルタージュなども。グルメ系では『dancyu』。趣味は旅行。台湾好き。 Twitter:@pokke

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