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「2人で生きていこう」と夫婦で決めた…ところが翌日に陽性反応! 戸惑いだらけの妊娠初期

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主人とは元々職場の同僚で、優しい人柄とちょっとズレた笑いの感覚に癒されるうちに、いつの間にか好きになり、あっという間に結婚をしました。

2人の結婚生活は恋人同士の延長で、仕事が終わると外食をして帰宅し、休みの日にはのんびりと過ごしました。

主人は私の事をとても大切にしてくれ、今まで感じた事のないような幸せを感じていました。

結婚前に子供についてはお互い話し合い、子供を望まないという意見は一致していました。

理由は、結婚した時点で私は35歳を過ぎていて高齢出産になる事や、私があまり体が強い方では無いという事など。

様々なリスクを考えると、妊娠し出産する事がとても恐ろしく、幸せな出来事と捉えられなかったのです。

2人で生きていこう、そう決めていた結婚生活ですが、月日が流れるうちに、私の中で疑問が生まれ思い悩むようになりました。

本当にいいの?

本当に2人でいいの?

大切な人と家族になったのに、その人との子供を産まなくてもいいの?

後悔しないの?

その葛藤は日に日に強くなりました。

もしかしたら、女性の本能が疼いたのかも知れません。

それでも、「子供が欲しい!」という強い思いがある訳ではなく、「本当にいいの?」という曖昧な気持ちが渦巻いているだけ。

ある日、その思いを主人に話しました。

「子供を持てるチャンスがあるかもしれないのに、自分達でその機会を捨てていいのか。2人の子供に会ってみたいという気持ちはある。でも、欲しいと望んでる訳でもない。どうしたらいいか」

そんな事を打ち明けられても、主人もどう応えればいいか迷っている様子でした。

当たり前です。

そんな話をしている当の私が曖昧な気持ちなのですから。

それでも2人で話し合い、妊活はしないけれども避妊はやめる、という事になりました。 関連記事:37歳で決意!結婚、妊娠へ。仕事か出産か、心の整理はつかないままの妊活スタート

それから半年以上、妊娠する事はありませんでした。

私は何故か昔から、自分は妊娠しやすい体質だと思い込んでいて、2~3ヶ月で妊娠するだろうと思っていました。

それなのに、半年経っても妊娠しない。

これは、2人で生きていきなさいという事だ、と思うようになりました。

赤ちゃんを授かるのは本当に奇跡です。

その奇跡がすぐに起こると思っていた私は、本当に妊娠について、無知だったのです。

そんな無知な私と、もっと無知な主人は、ある日の夜に「やっぱり2人で生きて行こう」と話し合い、避妊をする事にきめました。

そして翌日…。

いつもちゃんとした周期でくる生理が来ていない事が気になりました。

そして何故か「赤ちゃんがお腹に居る!」という確信が生まれました。

すぐに薬局に走り検査薬をすると、予想した通りの陽性反応。

その事実を主人に告げると、どこかポカンとした感じで「おめでとう…」という反応でした。

私も、しばらく言いようのない感情で唖然としていました。

お腹の赤ちゃんに対しては「子供はいらない」なんて決めてごめんね…聞こえてたよね…という申し訳ない気持ちになりました。

私の心は妊娠を素直に喜べず、ネットで高齢出産のリスクについて調べては不安になり、自分が親になる事に不安になり、これからの子供の居る人生が想像できず不安になりました。

夜中に急に泣き出して、「私が親になれるわけない!」と主人にすがって泣きました。

その時、妊娠への反応が薄かった主人が、

「俺も不安だよ。お前だけじゃないよ。だけど、みんなそうやって不安なまま、親になっていくんじゃないの?自信のある親なんて居ないと思うよ。だから、大丈夫だよ。一緒に頑張ろう」

と、背中をさすってくれました。

その言葉で、不安なのは自分だけじゃないんだ、この人も不安なんだ…親になる覚悟はこれから出来るものなんだ…と、どこか安心した気がします。 関連記事:望んでた妊娠なのに…不安で辛くて喜べない!苦しい心に寄り添ってくれた友達の言葉

そんな妊娠初期を送っていたある日、トイレに行くと鮮血が下着にベットリとついていました。

もしかして…

震えながら病院に電話を入れ、すぐに来てくださいと言われて病院に向かいました。

診察台に上がり、先生が一言「良かったー!心臓動いてる!」と言いました。

その瞬間、私の目からは涙が溢れ、気がつけば声をあげて泣きじゃくっていました。

あぁ、私はもうこの子の母親なんだ。

この子を失いたくないと思ったんだ。

不安しかなかったのに、それでもこの子を守りたかったんだ。

その日の夜は、なんだか久しぶりに穏やかに眠れました。

今、お腹の赤ちゃんは妊娠8ヶ月。

胎動も日に日に大きくなり、毎日どんどん大きくなるお腹が愛しくてたまりません。

主人も赤ちゃんが産まれてくるのを本当に楽しみにしていて、毎日お腹を撫でて話しかけては、お父さんの声を覚えて貰おうと必死です。

今では、お腹の赤ちゃんに「家族になりたいと思ってくれたんだね。だからあの時、慌ててお腹にやってきてくれたんだね。」と、ありがとうという気持ちでいっぱいです。

テレビドラマのように、夫婦でキラキラと幸せな瞬間じゃなかった妊娠判明時。

誰もがそんなキラキラした瞬間じゃないのかもしれません。そんな自分達はおかしい、と思っていたけど、もしかしたら、そんな人も多いかもしれない。

でも、そのうち必ず愛情は湧いてきて、産まれくる我が子が愛しくなるんだと思います。

私の妊娠初期は本当に苦しく、ツライものでしたが、今はお腹の我が子に会える日が楽しみで仕方ありません。

著者:ころたん

高齢出産の初産婦です。初めての事だらけで、日々勉強中!

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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