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シンガポールの算数は「体」で覚える?

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シンガポールの算数は「体」で覚える?
J-WAVE金曜朝6時からの番組「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「TOKYO CROSSING」。9月9日は数字の語呂合わせから「九九の日」ということをご存知でしたか? 日本では小学校で覚える九九ですが、これは世界でも有数の算数の学力を誇る日本独自の方法だそうです。では、海外での「かけ算の覚え方」はどうのようなやり方なのでしょう。今回は、インドとシンガポールの算数の教育事情を現地の方にお聞きしました。

■インド

インドはハリー・チェンさんにお話を伺いました。

「ゼロ(0)という概念を生んだ国だけに力を入れています」とハリーさん。インドの算数といえば、「インド式算数」が日本でも一時話題になりましたよね。

「インド式算数」は“二桁×二桁”を計算するものなのですが、どういったものなのでしょうか?

「例えば、『47×82』と聞くと、パッと答えは浮かばないじゃないですか。なんですが、十の位同士の4と8をかけて『32』。一の位の7と2をかけて『14』。これをつなげると『3214』になるじゃないですか。

で、『47×82』の(筆算で書いた)場合、4と2が斜めになりますよね? それをかけると『08』になって、で、今度は47の7と82の8をかけて『56』になって、さっきの『3214』の真ん中に08と56を入れて足すんですよ。二桁目と三桁目に入れるとトータルが『3854』になるんです。わかるでしょ?」(ハリーさん)

これにはカビラも「まったくわかりません!」と爆笑(笑)。読まれている方もそうだと思いますので(笑)、詳細が気になる方は番組ブログをご覧ください。

インドの人は、このかけ算をスラスラ解いてしまうのだそうです。基本的には九九を使ったものなので、やり方を覚えて慣れれば簡単! と思いきや…インドの小学校ではこの二桁かけ算を、『12×20』まで基本で学び、小学生は暗算で解いてしまうそうです!

しかし、インドの人口は12億人。もちろん算数が得意な人もいれば不得意な人もいますので、全員ができるというわけではないとのことでした。

■シンガポール

シンガポールは岡田光信さんにお話しを伺ったところ、「日本とは教え方が違いますが、力を入れています」とのこと。それではいったいどんなところが日本と違うのでしょうか?

「日本ですと、1の段から9の段まで丸ごと覚えると思うんですが、シンガポールでは2の段、5の段から教え始めるんです」と岡田さん。

これは、シンガポールのお金には2ドル札、5ドル札、20セントコインというのがあるので、まずこれを覚えると実生活でお金を払ったり、お釣りをもらったりするのが楽しくなる、という考え方からくるそうです。確かに入り口が楽しいと、学ぶ意欲も出てきますよね。これにはカビラも「非常に実利的ですね!」と感心。

「2の段、5の段が終わると、今度はアナログ時計を使って60分とか24時間を作ることを覚えるんです。これで3の段、6の段が入っていきます」(岡田さん)

計算式を丸覚えするというよりは、実践的な使い方で学んでいくのですね。“頭で覚えるというより体で覚える”といった感じでしょうか。さらに、シンガポールではかけ算を“12の段”まで覚えるのだそうです。

世界によって、算数の学び方にもいろいろあるのですね。シンガポールのような“生活にまつわるところから学んでいく”という勉強法。日本を含め、どの国で取り入れても効果がありそうな気がします。

【関連サイト】
「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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