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多重録音で世界を圧倒した「Jacob Collier」の限界突破感。

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多重録音で世界を圧倒した「Jacob Collier」の限界突破感。

2013年に公開されたこの動画に覚えがある人は多いかも。“独りオーケストラ”や、“多重録音の天才”と呼ばれた青年「Jacob Collier」。つい先日、9月2日・3日にはブルーノート東京で公演があった。

鍵盤、ギター、ベース、ドラム、パーカッションなど、20以上にも及ぶパートを多重録音、ループさせて操る。YouTubeでは、それぞれのパートの演奏がコマ割りで見える。

駆使している楽器の数、演奏のクオリティ、作曲のセンス。音楽ファンの間でも、“わけがわからない”という声が散見される。褒め言葉だ。聞き心地は抜群。

94年ロンドン生まれ。両親は音楽家。自宅には幾つもの楽器を置いたスタジオがある。本人はどこに行けば何の音がどう響くかを完璧に把握しているという。HPを見ると、モジュラーシンセサイザーまである。

16歳のときにYouTubeで脚光を浴び、その後期待を裏切っていない。名だたるJazz界のレジェンド達にとっても異例の存在だった。

「こんな才能は見たことがない」。
クインシー・ジョーンズ

「おいおい!今のコードはなんだ?巻き戻せ!」。
ハービー・ハンコック

そのほか、パット・メセニー、チック・コリア、TAKE 6のほか、The Guardianなど主要メディアも絶賛。ライブ動画も強烈だ。“好き勝手やってる感”が半端じゃない。

リアルタイム録音した音をループさせ、ステージ上に並ぶ楽器の間をさまよう。「さてどうするか…」と言わんばかりにウロウロしながらも、次の瞬間には爆発するような展開が待っている。

ループさせたフレーズの構成を緻密に組み替えながら、楽曲は展開する。結局最後まで目が離せなかった。ステージ上で、音楽を無邪気に楽しみながら悦に入る姿を目の当たりにすれば、天才と呼びたくなるカリスマ性にも納得だ。

これを実際にオーケストラで演奏するとこうなる。

大所帯バンド「Snarky Puppy」とのセッション。専門性の高いミュージシャンが集まっているので別物だけど、彼のマルチプレイがいかに非凡かがわかるかもしれない。

これでまだ21歳だというのだから、信じられない存在だ。Reference: The GuardianLicensed material used with permission by Quincy Jones Productions, Inc.

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