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日本にたった7人しかいない「脚本のお医者さん」って?

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J-WAVE月曜−木曜の朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。9月6日(火)のオンエアでは、脚本の世界で活躍する「スクリプトドクター」の三宅隆太さんをお迎えしました!

「スクリプトドクター」とはその名の通り、脚本のどこが悪いのかを診断し、修正する「脚本のお医者さん」。具体的にどのようなことをするのでしょうか。

「映画やドラマは必ずしも脚本家が書いた脚本でそのまま制作したものではなく、書きあがった後に、監督やプロデューサー、クライアント等に合わせてリライトを繰り返します。リライトを続けていくうちに、どこが問題点なのか分からなくなってくることがあって、そういうときに客観的な視点でアドバイスします」

実は海外ではポピュラーなスクリプトドクターという職業ですが、全ての作品にスプリクトドクターがついているわけではなく、そもそも、日本にはたったの7人しかいないそうです。

三宅さんは若い頃脚本を書いていて、「日本にもスクリプトドクターがいたら」と思い、「じゃあ、自分がなってみよう」とスクリプトドクターになったそうですが、その話を聞いた別所は「企業にコンサルタントがいるように、日本にもスクリプトドクターはいて然るべき」とコメントしていました。

では、スクリプトドクターは具体的にどのように「診察」するのでしょう。三宅さんは次の二段階で行うそうです。

【1】脚本の分析をする

「これはアメリカでつくられた『ハリウッド型』と呼ばれる分析の方法で、今うまくいっていない脚本を読んで、問題点を指摘します。カルテのようなものですね。キャラクターの性格に矛盾がないか、ハリウッドのシナリオの考え方である三幕構成(日常→非日常→新たな日常、の三幕仕立て)に沿っているかなどをチェックします」

ちなみにキャラクター分析では、プロタゴニスト(主人公)、アンタゴニスト(敵対者)、ヘルパー(主人公を助けるサポート役)の役割をチェックするそうです。

「分かりやすく言うと、のび太はプロタゴニスト、アンタゴニストはジャイアンで、ヘルパーはドラえもんですね」

【2】リライトのサポート

「僕がリライトをする場合もあれば、その脚本を書いていた脚本家にリライトをお願いして、僕がサポートをする場合もあります。脚本家が書けなくなったという判断で降ろされてしまうこともあるのですが、それはなるべく避けたい。コミュニケーション不足なのか、視野が狭くなったせいなのか、書けなくなった原因を探り、脚本家のポテンシャルを引き出します」

実は三宅さん、カウンセリングの資格を取得したそうで、脚本家やプロデューサーの悩みも引き出した上でより良い脚本を作るためのアドバイスをしているとのことでした。

最後に、脚本家を目指す人へのアドバイスをいただきました!

「映画作りはチームワークなので、まずは人に興味を持つこと。技術は後からついてくるので、自分が持っている眼差しというか、自分の感情の動きに意識的になると、オリジナリティのあるものができると思います。形よりも気持ちのほうが大事だと思います」

脚本を一層魅力的なものにする「スクリプトドクター」、今後一層注目されるお仕事かもしれませんね♪

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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