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移動できる家[後編]トレーラーハウスで「民泊」をスタート!

移動できる家[後編]トレーラーハウスで「民泊」をスタート!

世界中に移動できるトレーラーハウスでありながら、住宅として永住だってできてしまう「スマートモデューロ」。前編では、住まいとしての快適性やさまざまな使い方ができることを紹介した。今回は、「スマートモデューロ」で民泊をスタートした北海道千歳市にお住まいの伊藤さんに話を聞いた。

資金面での課題はリース契約で解決。夢だった宿を実現

新千歳空港から車で約15分。千歳市の広々とした田園地帯で暮らす伊藤さん(40代・男性)は、平日は会社員、休日は家庭菜園でさまざまな野菜を育てるウィークエンドファーマー。旅館業許可を取得して、今年7月、自宅の横の建物で民泊を始めた。

「旅をするのが好きで、学生時代から世界中、日本中のあちこちをバックパッカーで旅行していました。そのうち自分でも宿をやってみたいなと思っていたんです。9年ほど前に自宅を建てたときから、将来、敷地内で宿を始めるのを目標に、少しずつお金を貯めていました。40歳までに始めたいと思っていたのと、ある程度の資金もできたので、2015年の春ごろ、『さあ、始めるか』と腰をあげました」(伊藤さん)

当初は、民泊用の建物をハウスメーカーに依頼して建築するつもりだった。しかし、必要な広さの建物を建てると思っていた以上に費用がかかる。自分が暮らす住宅ではないので、低金利の住宅ローンは利用できない。「困ったな」と思っていたところ、自宅を建築してもらった建築会社のアーキビジョン21の「スマートモデューロ」を2棟連結して使えることを知った。

「『スマートモデューロ』のことは知っていたのですが、床面積が30m2弱で宿をやるには狭いなと思っていました。でも、連結できるなら広さの問題は解決できます。そして、購入ではなくリース契約が選べます。融資を受ける必要がなく、最初に預ける保証金240万円と毎月のリース料13万円で利用できるというのも魅力でした」(伊藤さん)【画像1】2ベッドルーム+共用LDKのプラン。横長のユニット(スマートモデューロ本体)をつなげることで広さは約60m2になる(図面提供/アーキビジョン21)

【画像1】2ベッドルーム+共用LDKのプラン。横長のユニット(スマートモデューロ本体)をつなげることで広さは約60m2になる(図面提供/アーキビジョン21)

「ドアを開けると普通の家!」。宿泊客も驚く民泊がスタート

「スマートモデューロ」で民泊を始めようと決めた伊藤さんは、仕事の合間に建築会社との打ち合わせを重ね、2016年5月後半に着工。

「2つのユニットが運ばれてきて、つくってあった基礎の上にセットされるまではあっという間。小学生の子どもたちが、学校から帰ってきたら、朝にはなかった家が建っていた!というくらい早かったですね。その後、1カ月ほどかけて内装工事があり、6月末には引き渡しになった。

民泊はオープン後、すぐに予約が入り、観光客を中心にさまざまな国からの宿泊客が訪れている。

「Airbnbに登録しているので、宿泊の方は外観や室内の写真を見ていらっしゃいます。それでも、実物を見て、ドアを開けると『トレーラーハウスというより、普通の家だ!』『思っていたよりも室内が快適』とおっしゃる方が多いですね」(伊藤さん)【画像2】共用スペースのダイニングキッチン。室内に入ると木のいい匂いがする。窓を開けておくと風が通り涼しい(写真撮影/田方みき) 【画像2】共用スペースのダイニングキッチン。室内に入ると木のいい匂いがする。窓を開けておくと風が通り涼しい(写真撮影/田方みき)【画像3】リビングには3方向の窓から光が入る。窓はすべて遮音性の高いトリプルガラス。新千歳空港が近いが、窓を閉めればジェット機の音はほとんど気にならない(写真撮影/田方みき)
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