ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

VOL.29 川口春奈さん(女優)&林遣都さん(俳優)

DATE:
  • ガジェット通信を≫

川口春奈さんと林遣都さん。映画やドラマで大活躍中のおふたりですが、実は本作『にがくてあまい』が初共演作。「食と愛」をテーマにした、小林ユミヲさんによる同名コミックを原作に、林さんが初のゲイ役を演じていることでも話題になっています。美男美女パワーがまぶしすぎて、まともに目線を合わせられなくなりながら、インタビューしてきました!

—-初共演ということで、それぞれに抱いていたイメージとのギャップはありましたか?

川口春奈さん(以下、敬称略)「林さんがゲイの役。すごく似合うなって思っていたんです。実際にお会いしてみると、男気のある男。”俺についてこい”みたいな意思が芯の部分に感じられて。そして、すごく真面目で、役と向き合って突き詰めていく感じが職人っぽくもありました」

林遣都さん(以下、敬称略)「お会いして一緒に過ごしてみて、思っていたよりも大人っぽく落ち着いているなと思いました。接しやすいけど、そう簡単に心は開かない。僕もそういうタイプなんですが、打ち解けてからは居心地がよくなりました。あと、すごくいたずらっぽいところがある。適当なことを言うし。そういう部分も楽でいいなと思いました」

—-役柄とご自分との共通点は?

川口「私もマキ(劇中での役名)と同じでがさつなタイプです。物事ははっきりさせたいし、好き嫌いもはっきりしてるし、自分の意見をばんばん言う。でも、その割にあとで大丈夫だったかなって気にしいのところもあって。共感できるところは多かったですね」

がさつなキャリアウーマン・マキを演じた川口春奈さん。

林「僕は逆に、まったく共通点がありませんでした。原作を読んだ時、自分とはまったく違う要素ばかりだったので、これはちゃんと振り切ってやらなければいけない、と思いました。監督から、最低限これだけはやって欲しいと言われたのは、”ゲイ”であるというパーソナリティと、食に対する思い。このふたつを集中して作り込みました。本物の世界をまずは見なければと、ゲイの方々と交流を持ったり、二丁目にも行ったりしました」

—-やはり二丁目ではかなりの人気者でしたか?

林「これが印象的だったんですけど、全然だったんです。ゲイにモテそうだということはちょくちょく言われていましたが、みんな何を根拠に言っているんだろうと思っていたんです。実際に本物の方々に聞いてみると”あんたみたいな子を好きなのはね、実際は10%ぐらいよ。そんなモテないわよ”って言われて。だから、安心していられたんですが(笑)」

—-映画の中では、林さんが演じる渚の作る料理が、やがてふたりを家族のように結びつけていきます。おふたりにとって、心に残っている家族の味はどんなものですか?

林「僕は3人兄妹なので、みんなでガツッとサラッと食べられる料理が多かったです。よくやっていたのは、手巻き寿司。今思い出すと、家族の団らんを感じられるいいものだったのだなと、改めて思います」

ゲイの菜食主義者・渚を演じた林遣都さん。

川口「私はおばあちゃん子で、おばあちゃんの魚料理の味が心に残っています。海に囲まれた田舎で育ち、おばあちゃんも市場で働いていたので、毎日、魚が食卓に上っていました。生で食べたり、煮たり、焼いたり、揚げたり。時々思い出すと、食べに帰っています。落ち着きますよね、やっぱり」

—-映画では「菜食主義」も要素の一つとなっていましたが、おふたりは食に関して何かこだわりはありますか?

川口「こだわりではないですが、自分が好きな時間に好きなものを食べられないと機嫌が悪くなります(笑)。それだけ、食べることが好きなんだと思います。かたや林さんは執着ないでしょう?」

林「そんなことないよ。食べる食べる」

川口「食べてるところが想像つかない。撮影中も食べてなかったんじゃないの?」

林「どんなイメージだよ(笑)。確かに量はそんなに食べる方ではないですが、仕事上、食事バランスは一応気にしています。あと、量は食べないけど美味しいものが好き。グルメサイトなどを見てごはん屋さんを開拓したりもしていますし」

—-劇中には美味しそうなベジタリアン料理がたくさん登場しますが、特に美味しかった料理は?

川口「お肉の代わりに”高きび”という穀物を使ったハンバーグがすごく美味しかったですね。それから、玄米のしょうゆおむすびも。体に良くて、かつ美味しいって最高ですよね。ちなみにマキは野菜嫌いですが、私自身は野菜が大好きです」

林「全部美味しかったです。感動の域でした。美味しいベジタリアン料理にするためにたくさんの工夫がありましたが、お肉じゃないのにお肉みたいとか、ゴーヤなのに苦くないとか、そういうことではなく、素材を活かすことを目指した料理なんです。この素材はそのまま食べるとこんな味だけど、こうして料理するとこんなに素晴らしいものに変わるんだよって。食べたことのない味ばかりで、食べるたびに感動していました」

—-最後に、おふたりが最近観た映画は何ですか?

林「『ズートピア』ですね。メッセージ性が強く、みんながこういう感性になれば世界は平和になるんじゃないかと思いました。素晴らしい映画でした」

川口「私も『ズートピア』です。最後に観たのはそれですね」

川口春奈さんが「料理はできない、部屋は荒れ放題、私生活はだらしない」キャリアウーマンのマキを、林遣都さんが「ゲイの菜食主義者」の渚を演じた映画『にがくてあまい』。一方的に恋に落ちたマキの想いは実るのか? 美味しそうな料理と、胸キュンと、人間愛が詰まった本作は9月10日(土)公開です!

撮影/中野修也 取材・文/根本美保子 
スタイリスト/川口春奈:山本隆司 林遣都:菊池陽之介 
ヘアメイク/川口春奈:板倉タクマ(ヌーデ) 林遣都:伊藤聡

***

『にがくてあまい』
9月10日(土)よりTOHOシネマズ新宿他全国ロードショー

監督:草野翔吾
出演:川口春奈、林遣都、淵上泰史、桜田ひより、真剣佑、SU、中野英雄、石野真子 ほか
配給:エレファントハウス

2016/日本映画/96分
公式サイト:http://nigakuteamai.com
©2016映画「にがくてあまい」製作委員会
©小林ユミヲ/マッグガーデン

■関連記事
【クランクインまで、ふたりでずっと漫才の練習をしていました。】VOL.28 森岡龍さん(俳優)&前野朋哉さん(俳優)
【『ブルース・ブラザーズ』と、レイ・ハリーハウゼンのフレーバーを意識して作った、大人も子どもも楽しいアイドル映画!】VOL.27 デモ田中さん(映画監督/俳優)
【深作欣二監督の『仁義なき戦い』に衝撃を受けて、今、ここにいます。】Vol.26 金子修介さん(映画監督)

BOOKSTANDの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP