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本番に弱いのは何が理由?本番に強い人になるには?

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本番に強い人と弱い人の違いはどこにあるのか

先日閉幕したリオデジャネイロオリンピック。
過去最多のメダル獲得数で日本中が熱狂しました。
期待通りだったり、期待以上の活躍で絶賛された選手もいれば、実力を発揮できず思うような結果を出せなかった選手もいます。

日本選手だけでなく、競技を見ていて思うのは、本番に強い選手もいれば、逆に本番に弱いように見える選手もいます。
そして、これは競技などの場面だけでなく、仕事や人間関係などでも同じようなことがあると思います。
では、本番に強い人と弱い人の違いは何でしょうか?

本番に弱い人に共通する傾向について

「本番」と呼ばれるような場面では、いったいどんな感覚や感情を感じているでしょうか?
例えば、「よし!やってやるぞ!」「ここで決めるぞ!」というように前向きで自信を感じるような感覚もありますが、逆に「上手くできるか?」「ここで失敗したらどうしよう・・・」と後ろ向きでマイナスな感覚を感じることもあります。
マイナスな感覚の原因は、ひとつは失敗することに対する恐れや不安、もう一つは期待に応えられなかったらどうしようという不安や恐怖です。そして、それらが「プレッシャー」や過度な緊張となって表れるのです。

人は誰でも失敗したくないと思っています。
例え失敗したとしても、失敗したらやり直せばいい、失敗は成功の元などと思えればよいのですが、失敗したくないという思いが過度に強くなってしまうと、失敗することを恐れるあまり、失敗した時のことを想像してしまいます。
よく自己啓発の本やセミナーでは、潜在意識は良い悪いの判断がないので、想像したとおりの結果を引き起こしてしまうといわれています。「引き寄せの法則」といわれるものですね。
失敗することを避けようとすればするほど、「失敗」にフォーカスしてしまうので、結果的に「失敗」を引き寄せてしまうという結果になってしまいます。

スポーツなどでは「自分との戦い」などと言われることがありますが、自分との戦いの背景に、人の期待に応えなければいけない、他人の評価で自分の価値が決まってしまうなどという考えがあると、自分との戦いのはずが人のための戦いになってしまい、それがプレッシャーとなることが多いと思います。
素晴らしい結果や成果を出すことは、周りで応援している人や関係している人にとっても良いことで嬉しいことですが、仮に上手くいかなかったとしても、その人自身を否定するようなことにはならないはずです。
ですが、人のため、他人の評価を強く意識するクセがあると、「上手くいかないこと=ダメな自分」という構図ができてしまい、先ほどの話と同じで「失敗」にフォーカスしてしまうことになってしまいます。

本番に強い人になるにはどうすれば良いか

では、どうすれば過度にプレッシャーを感じずに、本番で本来の力を発揮できるのでしょうか?
それは、例え勝ったとしても負けたとしても、例え上手くいったとしても上手くいかなかったとしても、どんな結果でも受け入れられるかどうかだと思います。
本番に望む前は、良いイメージも悪いイメージもできるはずです。
それが悪い結果を避けようとすればするほど、悪い結果に意識がいってしまうのです。
上手くいくことに越したことはないが、例え上手くいかなかったとしても、ベストを尽くせればよい、また次に挑戦すればよい、とフラットな感覚で思えれば肩の力を抜いて本番に望めると思います。

そうは言っても、なかなか自分ではコントロールできないのが無意識です。
もし、いつもいつも悪いイメージが先行してしまうのであれば、過去に何か大きなトラウマや失敗に対する嫌な記憶や恐怖があることが考えられます。
過去に体験した出来事とこれから挑戦して体験することは全くの別物のはずです。
しかし、どこかでそれが同一視されてしまうことがあるのであれば、それは過去の出来事が自分の中で完全に消化できていないためです。そのような場合は、過去の出来事を体験した際に感じた感情を癒して、過去の出来事を完了してあげることが必要です。
トラウマは感情を癒すことで軽くすることができます。

また、自分に自信が持てれば、本番に強くなれると思われますが、上手くいく、結果を出せると信じることが「自信」ではなく、どんな結果でも受け入れてベストを尽くせるのが「自信」だと思います。
そして、例え結果が悪かったとしても、他人や環境などのせいにするのではなく、結果に対して責任を取れることが本当の「自信」ではないかと思います。

(大場 慶夫/心理セラピスト 心理カウンセラー)

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