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抗生物質が効かないスーパーバグ 2050年には3秒に1人が死ぬ!?

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2016年8月30日(水)、世界保健機関(WHO)が世界にまん延している抗生物質を耐性を持つ淋菌に対して、抗生物質を推奨できないとしてガイドラインを改訂しました。

近年、このような既存の抗生物質が効かない細菌、「スーパーバグ」がたくさん報告されています。

日本でも2011年に抗生物質に強い耐性をもつ淋菌が報告されており、2014年にはイギリスでスーパー淋病が速いスピードで流行の兆しを見せており、今後コントロール不能になる可能性があると報告されています。

今回はこの世界を脅かす「スーパーバグ」について、医師に解説をしていただきました。

スーパーバグが発生した原因


■風邪などの軽い病気で私たちが気軽に抗生物質を使いすぎた

■家畜のえさなどに抗生物質を多量に混ぜ込み、その肉などを食べた人などの身体の中でその抗生物質に対する耐性菌が作られた

■排泄物の中にも抗生物質や耐性菌が含まれ、河川などに垂れ流しとなり、さらに水などを通じてほかの人に伝染していた

■その薬を飲んだことのない多くの子供の尿から抗生物質が検出された

スーパーバグの種類

中国ではコリスチン耐性のスーパーバグがみつかっており、今回の淋病にもほとんどの抗生剤が効きにくいものが見つかっています。

ほかにもCREバクテリアと呼ばれる、どの抗生物質も効かない細菌が見つかっているようです。

スーパーバグの研究と治療方法


現在海外で行われている研究の一つとして、傷口に繁殖している細菌が、その部分の組織に対して激しく攻撃をはじめ、バイオフィルムを形成することに着目しております。

このバイオフィルムから出る毒素によって色の変わる包帯を実用化することで、包帯を医師がいちいちはがしたり、感染を予測しての余分な抗生物質の使用を控えることで、スーパーバグの発生や流行に対抗していこうとするものなどがあります。

世界におけるスーパーバグの感染状況

アメリカ

内視鏡の洗浄不十分によるスーパーバグの集団感染が起こったというニュースがありました。

イギリス

イギリスでも中国同様のコリスチン耐性を持つ細菌が発見されています。

中国

最も効果の高い抗生物質といわれるコリスチンも効かない細菌が発見されました。家畜への抗生物質の多用などが問題になっています。

日本

日本でも抗生物質に耐性を示す淋菌などが見つかっており、スーパーバグの問題は決して遠い国の話ではありません。

2050年にはスーパーバグで3秒に1人が死ぬ!?


イギリス政府が「2050年にスーパーバグで3秒に1人が死ぬ」といった報告しておりますが、このまま有効な対策や効果の高い抗生物質が発見されなければ、そのようなことも起こりうると思います。

しかし、医学は日進月歩で進歩しているので、現実にはそのようなことはあってはならないことだと思います。

スーパーバグの未来の対策

抗生物質の使用を見直すということが一つのポイントにはなってくるのではないでしょうか。

風邪をひいたら抗生物質、小さな外科的処置をしたら化膿止めに抗生物質、家畜に抗生物質といったように抗生物質が蔓延した状況を変化させることが一つの有効な対策だと思います。

医師からのアドバイス

スーパーバグ、本当にショッキングですよね。抗生物質がどれも効かないとは非常に恐ろしい話です。

今後どんどん研究が進み、根本的な対策が見つかることを祈ります。

(監修:Doctors Me 医師)

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