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『QuickJapan』続木氏 ももクロ以上の潮流を作れるか?

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逆境の業界にあっても輝いている“風雲児”にインタビューする本連載。第3回は今年2月にリニューアルしたカルチャー誌『Quick Japan』の新編集長・続木順平さんに話を聞いた。

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●若い世代から ムーブメントの「渦」をつくりたい

有名雑誌の休刊が相次ぐ現在の出版業界において、20年以上の歴史を持つ雑誌の編集長に就任。リニューアルを任された続木さんが掲げた新コンセプトは「A VOICE OF NEW GENERATION」(創刊当初のコピーでもある)だった。今、あらためて「NEW GENERATION」にスポットを当てた理由とは?

「過去にきゃりーぱみゅぱみゅさんの取材をお手伝いしたとき、“自分が原宿の看板を背負って世界に出るんだ!”という気概を感じたんですよ。今なら、コムアイ(水曜日のカンパネラ)さんとか、新しいカルチャーをつくろうとして、夢を持って動いている若い人たちがいる。そういう人たちの声をもっと世に出したいと思ったんです」

とはいえ、業界は厳しい状況。仕事のモチベーションや目標を聞くと「とにかく渦をつくりたい」という。

「2011年ぐらいから、ももクロさんが一気にスターダムを駆け上がっていったじゃないですか。あれはまさにムーブメントで、そういう流れを編集部のなかで一緒につくっていけたのは雑誌にとって幸せなことでした。若い人と一緒に、もう一度そういう『渦』をつくりたいんですよね。今はあの頃よりもさらにネットでの個人の発信力が高まってるし、アーティストのマネジメントも東京にこだわっていないし、自分で会社を立ち上げて発信を始めている人もいる。以前とは違った状況で、今もう一度つくれる『渦』は何なのか、考えてますね」

●「Webのせいで」ではなく…若者に響く情報発信を目指す

「Webのせいでこれまでの業界勢力図や仕事の仕方が変わってしまった」というのは、業界を問わずよく聞く話。雑誌業界でもWebに力を入れる媒体が増えているが、『Quick Japan』はWebでの記事掲載などを行っていない。ポリシーがあるのかと問うと、意外な回答が。

「Web、めちゃめちゃやりたいですよ! 特に動画は今すぐやりたいです。インタビュー中の動きとか間とか、誌面では表現しきれない部分を映像で伝えたい! ただ、人がいないから動けていないという状況でして(笑)。一緒に制作してくれる人がいたら連絡してほしいです…」

方法にはこだわらず、やり方を模索しているところのよう。ただ、人手不足は悩みだそうだ。

そんななかで、自身の仕事の意味をどうとらえているか…ときいてみた。

「若い人たちの遊び方は幅が広がりました。ただ、“閉じている”というか、ちょっと嗜好が偏ってる気がするんですよ。そういう人たちの守備範囲外の面白い情報を載せて、読者の“新しい関心事”を作る。知らないカルチャーに触れて、その人の生き方の選択肢が増えたり、コミュニティが広がったりする。それが意味だと思ってます。リニューアルして、音楽、映画、漫画、政治、スポーツなど幅広い情報をごちゃ混ぜにしました。SNSって開かれているようで、意外と友達同士でやりとりするだけになっている。SNS世代の若者が、『Quick Japan』を読んで、載っているアーティストやタレントのファンになってくれたら…というのも仕事のモチベーションのひとつですね」
(黄 孟志/かくしごと)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

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