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意外に身近!? 国内初の死亡例も出た危険生物・マダニ。自然大国フィンランドから学ぶ対策と予防法

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先日、マダニ媒介性脳炎で国内初の死者、というニュースがありました。ここ数年、日本でもマダニに関するニュースが増えたように感じます。

マダニとは森などに生息するダニの一種で、動物の血を吸って成長します。家の中にいるダニとは違い、目に見える大きさで、血を吸うとさらに体がふくらんでいきます。

マダニは菌やウィルスを媒介していることがあり、かまれる事で感染症をおこしたり、後遺症が残るような脳炎にかかったり、ニュースのように死に至る場合もあります。

私が暮らしていたフィンランドでも、動きが活発化する春から秋にかけては要注意。頻繁に森の散歩やベリー摘みをする夏は、特に気をつけなければなりません。マダニの存在はとても身近です。

家の裏が野生のブルーベリーでいっぱいの友人宅。私も夏におじゃました時は、食べてきまーす!と息子と一緒にリビングからそのまま木立の中へ。ブルーベリーを摘みながら、食べながら、うろうろとします。そんな時も、必ず長靴を借りていきます。

その友人、本当に短い間だけサンダルで裏庭に出た日の夜、足の指先を何かが触ったような感覚が。見るとマダニ。まだかみついておらず、とっさに手で払ってことなきを得ました。

また、息子のクラスメートは家の庭で遊んだ日の夜、着替えの時にマダニを発見。お腹にかみついているのをお母さんが見つけました。

マダニはまず服の中や皮膚の上を長時間かけてさまよってかみつく場所を探すので、この間に見つけられればかまれずに済みます。そこで見逃すと、かまれても痛い・かゆいなどがほとんどないので、気づかないうちに何時間もかけて血を吸われてしまいます。

時間がたつほど脳炎や感染症のリスクが高まるので、かまれたとしてもとにかく早く取り除くことがとても大事になります。

ではもしかまれていたらどうするか。

絶対に無理やり引っ張らないこと。めり込んだ頭の部分が残ってしまうからです。フィンランドでは専用のピンセットが薬局で簡単に手に入ります。それで食い付いている部分を抑えて引っ張り、消毒します。

また、8月に入ると「マダニバス」と呼ばれる予防接種バスが各地を回ります。近所のショッピングセンターなどにやってくるので、マダニによる脳炎を防ぐ予防注射を受けるいい機会になります。

自然の中で過ごすことが多いフィンランドならではのシステムです。

以前は沿岸部や限定された地方、長時間森の中に行く場合は気をつけましょう、と聞いたのですが、近年は都市部でもマダニが出没しているように感じます。

まずは予防が大事、草むらのようなところに行く場合は、長袖長ズボンが基本です。そして早めの全身チェック。

日本でも暑さが一段落し、アウトドアで楽しむ機会も増える時期。小さな子供は草むらでの基地ごっこ!などが大好きですよね。

服装に気をつけ、こまめに体を見てあげることをお勧めします。 この記事をかいた「はちたろう」さんの関連記事:公園には子どものための無料ランチが! 意外と(?)暑い、フィンランドの夏休み

著者:はちたろう

年齢:41歳

子どもの年齢:9歳6ヶ月、6歳11ヶ月

2、3年住んでみようかと夫婦で引っ越したフィンランドが気に入ってしまい、子供も2人産まれて気づけば10年経過。2014年に帰国し、日本とフィンランドの子育て事情の違いを新鮮に受け止める日々。 長男は鉄ちゃん、次男の頭の中は消防士と忍者でいっぱい。方向が違いすぎて休日のお出かけ先チョイスが最近の悩みの種。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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